バレーボールの華 アタッカー(レフト・ライトプレーヤー)

バレーボールの華 アタッカー(レフト・ライトプレーヤー)




アタッカーとは、アタックを打って得点する役割の選手。厳密にいえば、センタープレーヤーも攻撃に参加してアタックを打つのですが、一般にはアタッカーといえばサイドの選手を指すことが多いです。

バレーボールを始めるとき、誰でもイメージするのは、強烈なアタックを相手コートに打ち込むかっこいい自分の姿なのではないでしょうか。アタックという言葉とともに、最近では「スパイク」という言葉もよく使われます。意味はほぼ同じなのですが、細かい違いをいうならば、アタックは「攻撃全般」、スパイクは「強打」を指すといわれています。つまりフェイントや軟打を含めた、相手コートへの攻撃全般を「アタック」と呼び、ジャンプしてトスされたボールを相手コートに強く叩きつけるアタックを、スパイクと呼ぶようです。

サービスエースやブロックポイントを除けば、バレーボールの得点は、アタックによってなされるのがほとんどです。ですからアタッカーのゲームの中での最も重要な役割は、最大のポイントゲッターであることです。どんなに素晴らしいレシーブが上がり、トスが供給されたとしても、アタッカーがミスをしてしまえば、それまでの努力は無に。それどころか、ラリーポイント制の今では相手に得点が入ってしまい、マイナスにすらなってしまうのです。

それだけに、責任重大なポジションですし、同時にやり甲斐もあります。それぞれのプレーがつながって、良い結果を出せるか否かがかかってくるアタック。チームプレーの真髄が、この「アタック」というプレーに結晶化してくるのではないでしょうか。

華麗なスパイクが相手コートに突き刺さる瞬間は、バレーボールの醍醐味といっても過言ではありません。もっとも、スパイクを打つ前には相手チームのサーブやスパイクをレシーブして、トスを上げてもらわなければなりません。同じ選手が二度続けてボールをさわるプレーはできませんので、レシーブをする選手はセッター以外のポジションの選手が行います。

近年、リベロというレシーブ専門のポジションもできましたが、リベロ一人だけでコートをカバーすることは不可能です。ですから、アタッカーとは6人人制のバレーボールにおいては、レシーブを担当する選手でもあるのです。(サーブレシーブを担当しない、オポジットと呼ばれるポジションもあります。)

大砲と呼ばれる、強打中心のアタッカーもいれば、細かい技術のブロックアウトなどで得点を重ねるタイプのアタッカーもいます。全日本でいえば、前者が大山加奈選手や小山修加選手や山本隆弘選手、後者が高橋みゆき選手や木村沙織選手などが挙げられます。

 

アタッカーに求められる資質

  1. ジャンプ力
  2. ボールを相手コートにたたきつけられる肩の強さ
  3. ジャンプしながら相手コートの状況を読み取り、ブロックを交わしたり、ブロックアウトを狙える動体視力の良

 

こんなアタッカーになろう

  • どんな劣勢でも決してあきらめない、強い心を持とう
  • ブロックの隙間を見て、レシーバーのいないコートを打てるようになろう
  • 「得点すること」を第一目標に、硬軟を使い分けたアタックを打てるようにしよう



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