こんにちは、あべ(@_volleyballl)です。
今回は、
「高校生男子バレー部です。私はライトポジションをやっているのですが、 身長が165cmと高くないのでブロックがあまり出来ません。腹筋に力を入れたり、空中での滞空時間も増やそうと努力していますが、全然ブロックできません。どうしたらブロックできるようになりますか?」
と身長が低いので、ブロックがあまり出来ないについての動画にてご紹介しました。
ライトポジションなので、相手のアタッカーがレフトプレイヤーになります。
基本的には、レフトプレイヤーはスパイクな上手な人がなりますので、ブロックをするのが他のスパイカーより難しい可能性がありますね。
考え方としては、漠然とブロックが出来ないと考えるのではなく、整理して考えていきましょう。
ブロックが出来ない3つの原因
(1)ネットから手が出ていない事が原因
質問者さんが身長が165cmと平均よりは身長が低いですので、ジャンプ力にもよりますが、そもそもネットから手が出ていなければブロックで相手のスパイクを止めることが難しいですよね。
最低限ネットから手の平くらいはでるようになっていないと、ブロックができません。
ブロックが出来るくらいまで、ジャンプ力を付ける必要が出てきます。
ジャンプ力はすぐに上げることが出来ないので、地道にトレーニングをしてジャンプ力をつけてください。
その場でジャンプだとあまり飛べないので、身長が低い人は一歩助走で腕を振りかぶってジャンプをする方法で、その場でジャンプするよりは高く飛べますので、もしだったら挑戦してみてください。
私は身長が179cmですが、全国大会1位のチームなどとやった時は、相手のエースが190cm以上の人がいた時は、ブロックの上からバシバシ打たれるので、その場ジャンプでは歯が立たなかったので、一歩助走をしてジャンプをしていました。
でもスパイクはバシバシ決められたんですけどね。。
(2)相手スパイカーがブロックを交わすのが上手なことでブロックできないことが原因
自分がいくらブロックをしたいと思っていても、相手スパイカーがブロックを交わすのが上手だったり、打ち方が上手だったりするとブロックが出来ないってことになりますね。
この場合は、身長が高くても、低くてもブロックをするのが難しいです。
身長が高くてもブロックが出来ないって場合もあります。相手のスパイカーが上手な場合です。
私の先程の例で、全国大会1位の選手になると、スパイクを打つのが上手なので、ブロックがいくら出ていてもブロックをさせてくれません。
(3)ネットから手は出ているが、やり方が上手くないのでブロックが出来ないことが原因
これは、自分のブロックの手の出し方だったり、飛ぶ位置だったり、タイミングだったりが出来ていない事が原因でブロックが出来ません。
ネットから手が出ているが、ブロックがあまり出来ない人のほとんどのパターンが、自分のブロックのやり方に問題がある場合があります。
ブロックの基本的な事さえきっちり学んでしまえば、ある程度のブロック技術が身につくと思います。
身長が低くてブロックが出来るようになる3つのコツ
(1)相手スパイカーの利き腕の正面にブロックに入る
ブロックが出来ない人の1番の原因が、ブロックを相手スパイカーの身体の正面に入ってブロックをしていることです。
スパイクの打ち方を考えてみたらわかると思いますが、スパイクは身体の正面で打ちません。
利き腕の前でスパイクを打ちます。
なので、身体の正面にブロックを入ったところで、利き腕の位置をブロック出来ていないので、半分くらいしかスパイカーをブロック出来ていません。
スパイクが上手な選手だったら、この事を知っているので身体の正面にはスパイクは打たずに、コースを打ち分けてスパイクを打ちます。
私は現役時代はレフトポジションだったので、一枚ブロックの場合は、ほとんどクロス側にスパイクを打つように意識していました。
一枚ブロックのうえに、クロス側ってブロックがほとんどついていないんですよね。
かなり決定率が高くなるコースですね。
この事を踏まえて、ブロックをする時は、利き腕の前にブロックをするように心がけてください。
今までよりワンタッチが取れる感覚があると思います。
ちなみチームメイトで右利きの選手が多い場合、左利きのスパイクに慣れていません。
左利きの選手の場合が、自分が思っている以上にクロスに打たれることってありませんか?
私は現役時代は、左利きの人ってなんで、あんなクロス打てるんだろうと疑問に思っていましたが、よくよく考えたら、利き腕の前にブロックしてないじゃんって事を気づき、左利きの選手の時は、特に注意をして利き腕の前でブロックをするようにしていました。
そうしたら、ブロックを止められますし、ワンタッチも取れるようになりました。
利き腕の前でブロックはとても重要なことなんだと、その時改めて思ったことを思い出しました。
(2)ブロックを飛ぶタイミングを合わせてジャンプをする
次に大事になってくるのが、ブロックを飛ぶタイミングです。
相手スパイカーが打つより先にブロックに飛んでいては、ブロックが出来ない可能性が高くなりますよね。
相手スパイカーがジャンプしたくらいで、自分もジャンプしてブロックをするくらいがちょうどいいと思います。
1点注意があって、ネットから離れたトスに関しては、ワンテンポ遅れてジャンプをするように気をつけます。
ネットから離れたトスは、通常の位置で打ったスパイクより、ブロックに来るまでの時間が若干かかります。
その僅かなジャンプをする時間のズレが、ブロックミスに繋がるんですよね。
ネットから離れたトスに関しては、ちょっと送らせてジャンプをするように気をつけてください。
(3)相手スパイカーのコースの癖を見抜く
アタックを打つ選手によって、よく決まるコースや、打ちやすいコースってのがあります。
私も先程ご説明したように、レフトからのクロスが得意で、得点力が高かったですね。
「ブロックを飛んでいる時に、いつもクロス側を打たれて抜かれているな」
などと感じた場合は、若干ですが、ブロックの位置をクロス寄りでジャンプをしたらワンタッチやブロックアウトが取れる場合があります。
毎回同じコースを抜かれているなら、私だったら抜かれているコースにブロックを付くようにしますね。
その時に注意点があって、もしクロス側に寄るんであれが、ストレート側がいつもより広く開いてしまいます。
そうなると、ストレートに打たれる可能性が出てきますので、後衛の人に、
「ブロックをいつもクロス側抜かれているので、クロス寄りにブロックをするので、ストレート開けるからレシーブ来る可能性があるからレシーブ注意しておいて!」
などと声をかけておくことが必要になります。
なにも言わなくてクロス寄りにブロックをしてしまうと、ストレート側に強いスパイクを打たれた時に、準備をしていない可能性がありますので、事前に後衛の人に話をしておくだけでも、レシーブを準備してもらえますね。
こういった、前衛のブロッカーと後衛のレシーバーの連携がとても大切になります。
相手スパイカーの癖を見抜くのはとても簡単で、自分がブロックするであろう選手のスパイクコースを記録しておけばいいだけです。
事前に試合を見れる場合は、マークする選手が前衛の時に
(1)どんなスパイクを打つのか
(2)どのコースにスパイクを打つのか
(3)スパイクを何回打ったか
この2つをバレーボールのコートを書いた上に記録をするだけです。
簡単ですよね。
記録のとり方の例ですが、
レフト平行を打つ場合
3つのコースに打っていますが、1番線が太いコースが1番打って決まっているコースになります。
その他の線が細い箇所は、打ってはいますが、スパイクの威力が弱かったり、決まっていません。
なので、1番ブロックをしなきゃいけないコースはクロス側になります。
センタープレイヤーと協力をしてちょっとクロス寄りでブロックをするように話し合うことが大切です。
前セミ
前セミはいつも同じコースに打っていますので、ブロックがやりやすいですね。
スパイカーが前セミを打ってきたら、いつも打っているコースに入るようにします。
このように、選手ごとにスパイクを打つコースとスパイクの種類、打つ本数を記録しておくと、ブロックが守りやすくなりますよね。
このデータがあれば、後衛のレシーバーもスパイクコースがある程度絞られるので、スパイクレシーブも上がる確率が高くなります。
レシーブが高くなれば、試合にも勝ちやすくなります。
なので、この相手スパイカーのスパイクの研究ってとても大切なんですけど、どこのチームも研究していないのが現状です。
自分がブロックをするためにも使えますが、チーム全体としても試合に勝つ為にとても大切な上方になりますね。
まとめ
身長が低くて、ブロックが出来ない時に気を付けることについてご説明しました。
動画の中以外でも、私が思い出して大切なことを書きましたので、かなり参考になったかと思います。
ブロックが出来ない理由をしっかり自分なりに把握して、その改善をする努力が必要になりますね。
ブロックの時に手が出ていない場合は、まずは手が出るように頑張ってジャンプ力を付ける
手が出ているがブロックが出来ない人は、相手のスパイカーが上手なのか、自分のブロック技術が下手なのかのどちらかです。
ブロック技術を上げるために、
相手の利き腕の前でブロックをする
ブロックを飛ぶタイミングに気を付ける
相手のスパイクコースを調べておく
事も大切ですね。
最後まで読んでもらってありがとうございます。
関連記事
LINEスタンプ「よく使う!バレーボールスタンプ」1弾~3弾まで販売中! 1 セット 40 個入
ぜひツイッターのフォローを(@_volleyballl)おまちしています!