プレッシャーに弱い人が克服する方法

プレッシャーに弱い人が克服する方法




強くなるためには、からだだけでなく、精神力も大切になってきます。これは、バレーを始めたばかりの皆さんから、全日本のトッププレーヤーにいたるまで同じこと。ここでは、効果的にメンタルを強くする方法をお話しします。

 

普段からできる心のきたえ方

試合中は、大きな声を出して自分やチームメイトを盛り上げることがとても大切なのですが、普段から大声を出していないと、いきなり本番で出そうとしてもなかなか出せるものではありません。

試合中はどうしても、「しまった」と思ったり、相手を怖いと思ったりする場面があります。そんなときでも感情をコントロールし、ハッタリでも「大丈夫」「まだいける!」と自分も周りも納得できるようなパフォーマンスをすることは、とても大切なこと。いつでも必要に応じて、さまざまな感情の表現ができるようになるこは大切です。

 

試合前に不安材料をつぶしておく

「スパイクがアウトになったらどうしよう」「トスが上手に上げられなかったらどうしよう」「サーブカットがうまくできなかったらどうしよう」「サーブをミスしたらどうしよう」などと考えると「ボールがくるな」「打ちたくない」とか考えて結果的に、弱く打ったりしてミスをしてしまいがちです。

試合を控えた時や試合中は、誰でもプレッシャーに押しつぶされそうになるもの。精神的に強くなるのはもちろん大切なのですが、試合前にプレー上の不安材料はできる限りつぶしておきましよう。誰にでも苦手なプレーはありますが、試合前には納得がいくまで練習し、「これなら大丈夫」という自信を持てるようにしておく。不安材料を取り除いておくことは、強気で試合を展開するためには、絶対にしておいた方がいいのです。

練習で100回連続でサーブを入れることができたら試合でミスるわけがありません。もしそれでも試合でミスるなら練習からそういう場面を想定できていないということです。

仮想練習でプレッシャーになれておく

強いチームとそうでないチームの違い。それは、プレッシャーがかかった場面で、いつも通りのプレーができるかどうか、にあります。どんなに素晴らしい能力をもった選手が集まってプレーしても、り合った場面などで緊張して、途端にミスが増えてしまうようでは、なかなか強いチームにはなれません。

ゲーム練習も、ただダラダラとやるのではなく、「あと3点とられたら試合が終わってしまう」という設定でやってみてください。その時、得点板もきちんと相手チームを22点にして。こうして自分たちを追い込みながら練習し、プレッシャーに心をならしていくのです。サーブ練習でも、ただ決められた本数を打つのではなく、自分がピンチサーバーで入ってきて、このサーブを入れて崩さなければ負けてしまう!といった仮定で打ってみましよう。

スパイクレシープなら、このスパイクを拾えなければゲームセットという場面。どんなプレーでも、意味を持たせたイメージトレーニングとともに行うと、より実戦でフルパフォーマンスを発揮することができるのです。

 

成功経験は自信につながる!

このように仮想練習は大切ですが、やはり仮想と実戦はちがいます。実戦で成功した経験は、プレーヤーとしての自信に必ずつながるのです。試合経験をたくさん積み、どんな時に成功し、どんな時に失敗したのかを理解し、成功経験を積み重ねていくことこそが、最も大切なことなのです。

  1. 納得がいくまで練習して不安材料を取り除
  2. 練習時から厳しい場面
  3. 成功することで自信を得る



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