バレーボール ブロックが素早く横に移動できない




最近ツイッターを毎日頑張っている、あべ(@_volleyballl)です。

今回は、「ブロックがすばやく移動できるようになるコツ」についてお答えしていきます。

 

質問としては、

トスに振られてしまいブロックがついていきません。横移動を早くする練習方法を教えてください。

ブロックが止めることができないのですが、ブロックの移動がうまくできないからでしょうか

ブロックで高く跳べるようになりたいのですが、上手くできません

などなど質問を受けることがあります。

ブロックをする時に、どうやっったらすばやく移動して相手スパイカーをブロックできるようなるのか、できない原因とできるようになる改善方法につて解説していきますね。

 

上手くいかない原因
  1. 構えの姿勢、位置がよくない
  2. 各種ステップが身についていない
  3. 動きの速さが不足している

 

相手の攻撃を止める時に1番大切なのがブロックですよね。

ブロックが1枚の場合と、2枚の場合では相手スパイカーにプレッシャーを与える影響は違ってきますよね。

また、ブロックがしっかり付いていたら、後ろのレシーバーのコースが打つコースが限られてくるのでレシーブを守りやすくなります。

そういった意味でも、ブロックは守りを固める意味で重要な役割をします。

飛び方ですばやく移動できますので、説明していきますね。

 

構えの姿勢、位置がよくない

構えの姿勢・位置が悪いため、また、セッターの意図が読めないため、横移動の第一歩が出遅れ、トスについていけない。

ブロックをするためには、相手コートに集中している必要があります。

相手の攻撃パターンが頭に入っていたら、例えば、「相手の今のローテは、クイックと平行の攻撃パターンが多く、エースがレフトだから平行が上がりやすいな」と当たらなくてもある程度予想をしておけば、移動のスピードも早くなります。

何も考えず、攻撃が始まってから移動しては、初めの一歩の動きが違ってきますね。

 

原因1の改善方法

構えの姿勢とネットとの距離を把握する

バレーボールは、サーブを打ってからボールが落ちる間にさまざまな動きが非常にスピーディーに展開されます。

特に次のプレイにスムーズに移動できる構えが重要とされるので、プレイ中に膝を伸ばした、「立った」姿勢がだと注意が必要です。

よく監督とかに「集中していない」とか言われる時は、立った姿勢の時に注意されると思います。

 

ブロックにつていも同様で、膝を軽く曲げ、ジャンプ、横移動に素早く移れる構えで腕は肩ぐらいに上げ、相手の速い攻撃に対処できる状態が望ましいですね。

視線は相手のフォーメーションおよびセッターの動きを追うようにする。

 

ときどき自分のサーバーを見ているような(ネット背を向けている)ブロッカーを見かけるが、ブロッカーとしては失格です。

ちらっと「次誰がサーブ打つんだっけ」って確認するくらいは良いですが、サーバーをずっと見て、相手のコートを見ていないと、どう攻撃を仕掛けてくるのかの判断が遅くなるので、なるべく相手コートに集中をしておくことです。

ネットとブロッカーの距離は、立った状態で肘をすこし曲げて両手がネットから10cmぐらい離れる位置が理想です。

しっかりした構えができなけけれは素早い動はできませんね。

 

ウサッチ

【質問】ブロックをする時にいつも何を考えてブロックをしていますか?

 

いい質問だと思います。

私がいつもブロックをする時に考えていることは

  1. アタッカーが何枚を確認する。2枚攻撃か3枚攻撃か。
  2. 相手の攻撃パターンがどんなだったかを確認する。
  3. 相手アタッカーに対して、誰がどの選手につくか確認する。
  4. ブロックをするコースをレシーバーに伝える。

ですね。

 

アタッカーが何枚を確認する。2枚攻撃か3枚攻撃か。

相手の攻撃枚数がわかっていないと、セッターが前衛で2枚攻撃なのに、ライトブロッカーがにそのまま立っていては、ブロックできませんよね。

2枚攻撃だったら、ライトブロッカーが初めからセンター寄りによって、クリックをブロックするようにしておけば、レフト側が2枚ブロックができます。

相手アタッカーが何枚なのかを把握しておくことは大切ですね。

たまに上手なチームは、セッターを後衛に見せかけ3枚攻撃だと思わせるようにする場合もあります。逆もあります。

なのでセッターのローテーションの位置をしっかり把握しておくとも大切です。セッターの隣の選手を覚えておくと良いです。

 

相手の攻撃パターンがどんなだったかを確認する。

相手の攻撃パターンを把握しておくことは大切です。

どの選手がどの攻撃を仕掛けてくるのかを事前に把握できれば、ブロックが入りやすいですし、レシーバーも守りやすいですね。

学生時代よくやっていたのが、試合前に相手チームの試合を見れるのであれば見るようにしてください。

チェックするところは紙でメモしておくと良いです。

 

(1)ローテーションごとの攻撃パターンをチェックする

攻撃機のパターンを把握することに使います。

ほとんどの試合でも同じような攻撃をしてくるので、相手の得意なパターンをチェックできます。

 

(2)アタッカーが打った時のコースをチェックする

アタッカーがよく打つコースがわかります。

相手のチームのブロックの仕方にもよりますが、ある程度打つコースがわかってくるので、レシーバーにこの辺にボールが飛んできそうなので守るように指示ができますね。

 

(3)どの選手がどのくらいスパイクを打ったかチェックをする

どの選手にボールが集まっているのかをチェックできます。

ローテーションのパターンでどこにトスが上がりやすいかなどをチェックします。

またボールがよく集る選手が基本的にエースだと思っていいです。

試合によってはクイックの調子がよくて、クイックにトスが集まる可能性もありますが、トスが集まりやすい選手にはブロックをする可能性が高くなるので、アタックをよく打つ選手はマークしておいてください。

 

最低限これくらいのことができれば、相手のチームの攻撃パターンがわかっているので、ブロックをする準備ができていると思います。

試合前に相手チームの状況が見れない場合は、試合中にベンチの人に紙に書いてもらって、1セットくらいのデータ取りをしたらある程度傾向がわかってくるとおもいます。

チームのデータを取ることは勝つためにはめちゃくちゃ大切ですが、ほとんどのチームはやっていません。

テストでいったら、初めてにどの問題が出されるかわかるみたいなものです。攻撃パターンがわかっていますからね。

準備ができる、できないで試合の運び方が違ってきますので、事前準備はしっかり行ったほうが良いと思います。

 

相手アタッカーに対して、誰がどの選手につくか確認する

クイックは誰がブロックをして、レフトアタッカーに対しては誰がブロックをするのかなど、決めておくことは大切です。

時間差などの攻撃が来た時に、ブロックの位置でブロックをしてしまうと、Bクイックはセンタープレイヤーがブロックして、レフトから前セミに入った選手がブロックがノーマークになります。

ですので、ブロックに対しては、ブロックの位置ではなくて、人に対してブロックするようにします。

よく移動するアタッカーに対しては、ブロッカーが交差するので、ちょっと前後の距離を開けて移動するようにしましょう。

ここで攻撃パターンがわかっていたら、ブロックが移動しやすいですよね。

 

ブロックをするコースをレシーバーに伝える

相手スパイカーがクロスばかり打ってくる選手でしたら、じゃかんクロス寄りにブロックをすると味方の後衛の選手に行っておきます。

そうするとストレートが空いているので、ボールが飛んでくるかもしれないと思ってレシーブに入っておけますよね。

なにも言わずにストレートを開けてしまったら、ブロックがあるはずと思って構えていない可能性があり、飛んできた時にレシーブができない可能性があります。

なので、事前にブロックをする位置などをレシーバーに話しておけばレシーブをしてもらいやすくなります。

あと、「相手スパイカー決まっていないからフェイント来そうだよ」とか言っておくだけでも、フェイントが来ると頭においておけるので対応がしやすくなりますね。

ブロックとレシーブはつながっていますので、協力しておくことが大切ですね。

 

いろいろ書きましたが、上記のようなことを相手が攻撃を仕掛けてくる間に考えています。

慣れていればすぐにできるようになります。

 

あべ

ブロックをする前に準備段階である程度ブロックの精度が決まってきます。事前準備をしっかりしたほうがより勝ちに繋がりますね。

 

各種ステップが身についていない

移動に使われる各種ステップが身についていないため、状況に応じたスムーズな移動ができない。

ステップを身につけるだけで、横への移動がめちゃくちゃ速くなります。

 

原因2の改善方法

移動距離の長い右方向にはクロスステップを使う

ブロックの移動に使わるステップは、近距離の場合のサイドステップ、長い距離のクロスステップなどがあります。

これらを使い分けなければ、状況に応じたブロックをすることは難しいです。

 

 

とくにクロスステップは、世界的にも最も一般的になってきたステップで、長身センタープレイヤーでは、1,2,3のタイミングで4m~5mの距離をたやすく移動できます。

まず、進行方向へ進行方向側の足を1歩大きく踏み出し、その後、逆の足をクロスしてジャンプの動作に入る。

踏み切りがクロスなので身体もネットに正対しやすく、ジャンプが流れることも少なくない。

 

右利きプレイヤーは右側への移動は、踏み切りが逆足となるがブロック以外のプレイの幅を広げるためにも覚えておきたい技術です。

またセッターの位置から一般的に右方向へ移動距離のほうが、左側より長いので、特に右方向はの素早い移動練習が重要ですね。

 

ウサッチ

【質問】クロスステップを身につけたいんですが、どうやって練習をしたらいいですか?

 

クロスステップの基本は私が動画で説明していますので、まずは観てください。

長い距離を移動するクロスステップブロック

クロスステップのやり方が分かったら、練習でネットを使って繰り返し練習をしてください。

私が高校生の時は、ブロック練習でクロスステップでブロックを飛ぶ練習が組み込まれていました。

練習に組み込まれていたら良いと思います。

あとは2枚ブロックで飛ぶ際の、せーの!って声をかけながら2枚でクロスステップでブロックをする練習もしてもいいと思います。

 

あべ

クロスステップを覚えると、長生き距離を移動できますし、腕を振ってブロックをするので高くジャンプすることができます。ぜひ身につけてください。

 

動きの速さが不足している

脚力を中心に筋力が不足しているために、移動するスピードが遅い可能性があります。

ある程度移動するには筋力も必要ですが、基本は繰り返し練習をしておけばある程度はスピードに関しては克服できると思います。

 

原因3の改善方法

各種ステップを反復練習する

移動するスピードが強化するには、走力を高めることも大切です。

短距離のダッシュやサイドステップの単純なトレーニングも効果がありますが、実践に直結させるには、各種「サイドステップブロック」「クロスステップブロック」を正確に、しかも、スピーディーに反復する練習が有効ですね。

準備運動の中にも2種のステップを用いて動きのトレーニングやネット際でのスピーディーなフットワークのトレーニングを十分取り入れる事もできますね。

ブロック練習ときは、4~5回ずつ、左右移動して連続ブロックの練習をしてもいいですね。

 

あべ

脚力を鍛えることも大切ですが、大切なのは繰り返し反復練習をすることで身体に覚えさせることです。身体が覚えていないととっさの動きができないので、移動が素早くできませんよね。

 

 

まとめ

素早く移動できるコツについて書きましたが、要点をまとめると

クロスステップとサイドステップを練習をして覚えれる

相手チームの状況をしっかり把握しておく

事が大切だと思います。

 

あとブロックをする位置取りは、「相手のアタッカーの利き腕の前でブロックをする」ことにも注意してください。

アタッカーの身体の正面にブロックをしていると、クロス側に簡単に抜かれます。抜かれるようにブロックをしているなら良いですが、全く関係のない位置にブロックをしていたのでは、レシーブを守る人が守りにくくなりますので、注意してください。

 

日々繰り返しブロックの練習をすることで移動がすばやくなります。

特にセンタープレイヤーはブロックの移動をかなりやらなければいけないポジションだと思います。

センタープレイヤーのブロックできで、チームの勝率も変わってくると私は思っています。

ある程度セッターに振られることがあるのはしょうがないので、ブロックを諦めてやらない事がないようにしましょう。

 

ブロック1つで試合の流れを良くすることができます。

チームで1番ブロックが上手な選手を目指してがんばりましょう!



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