バレーボール 時間差攻撃に入ってもスパイクが決まらない




最近ミスチルを聴きながらブログを書いている、あべ(@_volleyballl)です。

今回は、「時間差攻撃に入っても決めることができない」についてお答えします。

 

よくある質問としては、

バレーボールの時間差攻撃って、具体的にはどういうプレーのことを言うんですか?

時間差攻撃をどうやって動いたらいいですか?

時間差攻撃を打ってもスパイクが決まらない

などがあると思います。

時間差攻撃をどうやったら決まるようになるのか、上手くいかない原因と改善方法を説明しますね。

 

上手くいかない原因
  1. 完全に読まれている
  2. 打つコースが悪い
  3. 打球のスピードがない

 

学生時代は時間攻撃を打つのがめちゃくちゃ好きでした。

なぜかというと、ブロックが移動についてこれないのでノーブロックで真下にスパイクを打つことができるんです。

そうなるとスパイク練習みたいに思いっきり打てるんで気持ちいいんですよね。

 

時間差攻撃の種類に関しては以前の記事で書いているのでそっちを参考にしてください。

バレー スパイク ブロックが分散しやすいコンビネーションの種類

2015.11.23

バレー 時間差攻撃のバリエーション(コンビバレー)

2015.10.04

 

私が当時めちゃくちゃ使っていた時間差攻撃が2つあります。

1つ目は、センタープレイヤーがBクイックに入り、レフトプレイヤーが前セミを打つ攻撃です。

この攻撃は、相手のセンタープレイヤーがBクイックのブロックに入るので、真ん中のブロッカーがいなくなります。

相手チームのレフトがセンターに移動してブロックをしないといけませんが、移動しないとそのまま真ん中がら空きのままでブロックが付かずにスパイクが打ち込めます。

この攻撃がめちゃくちゃ効きます。

何度もやっているとブロックが付きますが、ブロックがついてこれないチームはほとんどブロックがない状態で打ち込めます。

 

2つ目は、ライトからいったんセンター側に移動してからのライトセミを打つ攻撃です。

コツとしては、セッターと重なり合うようにまずは隠れます

そのまま真っすぐセッター側に移動して、移動途中でライト側に切り替えてバックセミを打ちます。

いったんセンターに移動すると相手チームのブロッカーは「センター方向に移動してスパイクを打つ気だな」って思います。

その裏を突いて、またライト側で打ちます。移動して戻って打つなんて思いませんよね。そこを突きます。

 

この方法は、相手ブロッカーがスパイカーにしっかり付いていることが条件です。

何もわからないチームだとそのまま移動しないでライト側でブロックに立っているので、わざわざフェイントをして移動した意味がなくなります。

 

攻撃パターンが単調だなっって思った人は、時間差攻撃などを組み立てて攻撃するとかなり攻撃の幅が出るはずです。

 

私が中学生の時、周りの学校は時間差攻撃はやっていなかったと思います。

今の中学生は時間差攻撃やっているのだろうか。やってたら凄いな。

 

中学生の時に、高校生がきてくれて練習試合をしてもらっていた時に、時間差攻撃をやられて「こんな攻撃方法があるんだ!すっげー!」って思った記憶があります。

当時は時間差攻撃をする以前に、通常のスパイクを打つのも必死だったので、やろうとは思いませんでしたが、練習だけはしておけばよかったな。。

 

あと思うのが、全日本女子は時間差攻撃をするのはみるのですが、全日本男子は時間差攻撃をあまりしない気がしませんか?

あれはなんでだろう。。。

 

私は身長179cmなので、バレーボールしている人としてはそこまで身長が高くなく、高さで勝負できない分、スピードで勝負する派でしたので、クイックを織り交ぜてスパイクを打つ方なのですが、身長が高い選手は時間差攻撃で前セミなんてあまり打たないんですかね。

私よりめちゃくちゃ上手な人達ばかりだと思いますので、時間差攻撃より効率的な攻撃方法があるんでしょうね。勉強しなきゃだな。。

 

前置きが長くなったの話を戻しますね。

本題に戻ります。

 

時間差攻撃が決まらない原因について。

完全に読まれている

時間差攻撃には1人で行う1人時間差を含めたくさんのバリエーションがあります。

この攻撃方法は1人をおとりにして相手のブロッカーをかくらんさせて、おとりの後ろや前で打つ方法ですね。

 

この時を、おとりになる選手が全く攻撃力がなくてブロックがつかなかったり、せっかくをおとりが1枚のブロックを引きつけて飛ばせても、その後のアタッカーがブロッカーのいる方向に打ってしまったのでは何の意味もありません。

有効な時間差攻撃は、相手のブロッカーの位置、ブロック能力、チーム内はセッターのトス力、おとり、移動して打つアタッカーの呼吸がひとつになっていなければならなりません 。

 

原因1の改善方法

読まれないための組み合わせを考える

いつも他の1人をおとりに、同じ人が打ってばかりいては、相手もをおとりをノーマークにして、打つ選手をマークしブロックしてくるのは当然ですよね。

2人で中でどちらが打つのかわからないタイミングで、しかも組み合わせ方にも変化をつけておくようにすると、どの位置から誰が打ってくるのかわからないので、相手はこちらの攻めを読めなくなります。

2人ともどちらもで打てるようなタイミングで攻めに入ることが大切です。打つ気のないおとりになってはいけません。

 

バリエーションを最低は、前衛が2枚の時は、2~4パターン、前衛が3枚の時は、4~6パターンくらい攻撃のバリエーションを持っておくと相手にブロックを絞られずにスパイクを打つことができると思います。

 

例として前衛2枚で、

レフト:前セミ、バックセミ

センター:Aクイック、Bクイック

の種類のスパイクが打てる選手がいたら、

コンビの組み合わせとして

(1)Aクイックと前セミ

(2)Bクイックとと前セミ

(3)Aクイックとバックセミ

(4)Bクイックとバックセミ

で、1人が2つの種類を打てるだけでも、4通りパターンがすぐに作れますね。

 

毎回同じパターンで同じ人が打っていては、相手ブロッカーも、レシーバーも守りやすいですよね。

相手がどこからでもスパイクを打ってくるチームだなと思わせることが、チームの決定率を上げる要因となります。

 

あべ

時間差の組み合わせは難しく思いますが、1人が打つパターンは2~3パターンあれば、組み合わせがかなり作れるので、いろんなスパイクが打てるようにならなくてもいいですね。

 

打つコースが悪い

時間差で相手ブロッカーを見ていなくて、せっかく1枚ブロックになって上げてもらっても、ブロックに当ててしまってチャンスボールになったり、ノーブロックなったのに、レシーバーの正面にスパイクを打ち込んでしまってレシーブされてしまった。

などあるともったいないですよね。

どんなスパイクでも打つコースはとても重要になります。

 

原因2の改善方法

ブロックの位置を確かめて助走の方向を変えてみる

おとりを作って時間差攻撃をする時、おとりにどのブロックがつくのか見ていなくてはいけません。

そして打つ方向は、おとりについたブロッカーがおりた位置です。

おとりブロッカーの方向に打てば、ブロックがいませんので、スパイクが決まる確立が高くなります。

なので、時間差攻撃の場合、常に相手を見ながら駆け引きをしなければなりません。

この駆け引きが私は好きなので、時間差攻撃をよくやっていました。

 

また、ノーブロックで打っても相手のレシーバーの正面に打ったり、他のブロッカーの正面に打ったのでは何のためにおとりの選手が飛んだか意味がなくなります。

ノーブロックでスパイクを打ってもレシーブをされた時は、めっちゃテンションが下がります。。。

重要なのはブロッカーのいないコースで自分の助走コースを変えて、必ず決まるように打つことが大切ですね。

 

あべ

相手ブロッカーの位置を考えてスパイクに入れるように練習をしましょう。

 

打球のスピードがない

そもそもスパイクに勢いがないと、相手にレシーブをされてしまいます。

スパイクにまだ自信がないひとは、時間差攻撃を練習する前に、オープン攻撃などを打てるようになる練習が必要だと思います。

 

原因3の改善方法

トレーニング行う

せっかくおとりがブロックを飛ばせても、その後ろや前からスピードもパワーもないスパイクを打っては決まることが難しくなります。

自分の助走の方向、タメ、打つコースなど問題ないのにスパイクが決まらないのは、その選手のスパイク能力そのものがまだ未熟な事が多いです。

もう一度バイクの基本からチェックし直し、たりない部分のトレーニングをする必要があります。

ジャンプ力の強化やスパイクの打ち方などこのブログでもたくさん紹介しているので見てもらったほうがいいとおもいます。

合わせて読みたい

スパイク練習一覧

 

あべ

まずは通常のスパイクがきっちり打てるようになる為の練習をしてみてください。

 

まとめ

時間差攻撃の重要なポイントは、クイックに入るセンタープレイヤーです

センタープレイヤーがクイックを全く打っていない、もしくは全く決まらない状態で時間差攻撃ばかりをしていては、クイックにブロックを付かずに、残りの人をマークれてしまいます。

そうなると決定率も下がってきますよね。

センタープレイヤーが決まっている状態での時間差が1番有効的です。

時間差を打つには、ある程度クイックが打ち始めてから使ってもいいと思いますね。

 

あとポイントは、攻撃する選手が交差するように入るとブロックが迷うで効果的です

Bクイックからの前セミなんて1番いい例だと思います。

センタープレーヤーの陰でジャンプしてくるので打つ時点になって「突然現れた」ように見え、意外性の高い攻撃になります。

全日本選手でしたら、「クイック+バックアタック」で時間差攻撃する場合が最近多いと思います。

あれは、バックアタックのトスが低くて速いので、打つほうがめちゃくちゃ難しいです。

私も大学生の時はやっていましたが、Aクイックの後ろからバックアタックを打つと、Aクイックの選手にぶつかりそうになるんですよね。。。危ない攻撃です。。

 

打つ選手も大切ですが、セッターも重要です。

フェイクでクイックにトスを上げると見せかけて、違う人に上げるようにできるセッターは上手なセッターです

相手ブロッカーがクイックにブロックをするってことは、クイック攻撃があるなって思わせているからです。

私は、チームの要はセッターだと思っています。

セッターの上手さでチームのかなりの要素が決まると思います。

 

「時間差攻撃をしてもあまりきまらないな」って思う選手には参考になればと思います。

時間差ができるチームはかなり優秀なチームだと思います。

ご自身が一皮むけたいと思っているのであれば、たくさん時間差攻撃を練習してみてはどうでしょうか!

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

 

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