はじめに
セッターになったら、エースアタッカーがレフトポジションで打つことが多いので、かなりの確率でオープントスや平行トスを上げることが多いかと思います。
「オープントスがキレイにあがらない。アンテナまでボールが届かない。自分コートの方へボールが流れてしまう。相手のコートにボールが入ってしまう。。。などうまくいくコツなんてあるのかな?」
と思っている人向けに、原因と改善方法をお伝えします。
- 手先だけでトスをしている
- 方向付けが悪い
- 筋力が不足している
中学生時代、数ヶ月ですがセッターの経験があります。
またオーバーハンドパスにはかなりの自信を持っていますので、要点が伝えられると思います。
手先だけでトスをしている
トスが安定せず不正確になるのは、ただしい構えや身体の使い方ができず、正しい位置でボールを捉えられないからですね。
特にオープントスの場合は、脚、腰を十分に使わいと高く正確に上げることができません。
原因1の改善方法
脚と腰を十分に安定させて、ボールの落下重量を利用して押し出す。
ボールの落下重量を受け止めた反動を利用しながら足首、膝、肘、手首、腰でなどを使ってボールを押し出す。パスは脚と腰でしろと言われますが、それは手首、膝がしっかり安定していることが大切になります。
- 直上パス・・・その場で動かずに自分の上方にこれ以上高く上がらないくらいのパスを連続する。
- 対人ロングパス・・・サイドラインからサイドラインまでのパスを最低往復30回はコートのサイドラインを踏まないままできるようにする。
オープントスや平行トスで高く上がらない時は、ボールにうまく力が伝わっていないからだと思います。
仮に足をまっすぐ伸ばしたまま腕だけでボールを高く上げようとする時と、足を曲げて溜めをつくって身体全身でボールを高く上げようとしたときでは、身体全体を使ってボールを上げたときのほうが絶対に高く上がるはずです。
膝・肘・手首のバネを使って上手く上げられるようになれば絶対の上げられるようになります。ボールをしっかり手の中にとらえられる落下の位置取りも大切です。オーバーハンドパスの構えをしっかり身につけて、オープントスをできるように練習をしましょう。
方向付けが悪い。
距離が長いため、方向付けが悪いと狙ったところにトスが上がりません。身体の向きとボールを出す方向が違っていると正確なトスにならないので注意が必要です。
身体がちゃんと上げる方向に向いていても、とらえる位置が額の上でなかったら、真っ直ぐ上げることが難しくなります。
右利きの人だったら、右手に力が入りすぎる傾向にあるので、左右どちらも均等に力を入れられるようにする必要があります。
原因2の改善方法
素早く移動しトス方向を確認する。
返球されたボールがどこに飛んでいこうと素早く移動して落下地点に入り、いつもと同じ位置(額の上)でボールをとらえ、パスする方向に正しく向いてトスをすることです。
指先の力の入れ具合、手首の使い方、肘の伸ばし方などをどのようにすれば、どんなん種類のパスが飛んで行くのかを身体で覚える。
オープントス・・・相手コートよりコート中央にボールを投げ入れてもらう。コート中央にいる選手は、ネット際のセッターにパスし、セッターはオープントスを上げる。パスを終えたコート中央の選手とセッターはのトスをフォローしにレフト方向にブロックカバーに入る。コレを連続して行う。
筋力が不足している
筋力が不足しているため、トスが高く大きく飛ばないことあります。
大きく飛ばせない場合には、筋力が足りていないことが原因のこともありますので、自分で筋力があまいないなと思ったらトレーニングをしてください。
原因3の改善方法
筋力をつけるためのトレーニングを行う。
- 腕立て伏せ・・・1人は屈伸時に軽く体重をかけてやる。(2秒に1回の割合で屈伸する)。
- 下肢前屈・・・かかとを上げないで1,2の号令により2人のタイミングを合わせて行う。
- 背負膝屈伸・・・背筋を伸ばしたまま行う。
- 馬乗り腹筋、背筋・・・地面より馬の背中に頭が着くまで深く曲げる。馬になっている人も倒れないように頑張る。
小学生や中学生の場合は、身体がてきている途中とはいえ、トレニングも必要です。
無理のない程度にやってみてください。
まとめ
オープントスがうまく上がらないのは、ボールに力がうまく伝わっていないことだと思います。
トスを上げる時は、ひざ、ひじ、手首などを中心に身体全身を使ってボールを送り出すイメージでトスをします。
アンバランスになると遠くへ飛ばすことができません。
イメージとしては、トスを上げたい方向に身体全身を持っていくような感じです。伸びた方向にトスの延長線がある感じです。(あまり伝わらないかもしれませんが。)
腕だけでボールは遠くへ飛びませんので、全身を使うイメージを持ってオープントスを上げるようにしましょう。
次に身体の方向が上げたい方向に向いていないと、キレイに思った所にトスをすることが難しくなります。
利き腕に若干力が入ってしまう傾向にあるので、左右均等に力を加えられるように練習をしてみてください。
思った方向に飛ばないと思う人は、身体の向きを意識してやると、きれいなトスが上げられると思います。
高く、正確なトスができるようなると、スパイカーからしたら打ちやすいボールがくるのでとってもありがたいです。
オープントスがネットから離れたり、近かったりすると、スパイカーの出せる力が半減してしまう可能性があるので、ちゃんとしたオープントスや平行トスを上げられるように練習しましょうね!
はじめまして。私は中2女子でバレー部ではセッターをしています。はじめたばかりだということもあるんだとは思うのですが、全然綺麗にトスが上がりません…
まずトスが高く上がれません(特に高いボールが来たりした時)
コントロールも良くないです…ライトとレフトももちろんですがセンターすらなかなかうまく上がれません。公園でコートを描いて練習しているのに一向に上手くなりません。どうすればいいんでしょう…(泣)
それから、ネットにかかったボールをうまく拾うことができません。思ったよりも落ちるのが早くて…
こんな私でも上手くなれますか?
ほかに練習方法とかもあればば教えていただけると嬉しいです。
長文失礼しました!お願いします。
コメントありがとうございます。
私も中学2年生頃セッターをやっていたので気持ちはわかります。
質問にも書いてあるように、初めたばかりなので上手に上げることができていないだけですね。
トスは身体で感覚を覚えさせるしかないので、繰り返し練習が必要になります。
私がやっていた練習方法は、バスケットボールのゴールに向かってトスをする練習をやっていました。
ボールのコントロールを付けるためにやっていました。
トスの方向がバラバラの場合は、トスを上げる方向にしっかり身体を向けてトスを上げていないことが原因です。
トスを上げる方向に脚を向けてネットと平行に脚を出すと、ネットから近かったり、離れたりとバラバラなトスになりにくくなります。
あと手首だけでトスをあげようとするとトスがブレるので、トスを上げる時は肘をしっかり伸ばしてトスをするとより正確なトスが上げられると思います。
トスはレフトなど長く飛ばせば飛ばすほどブレやすいので、私は前セミやセンターにトスを正確に上げられるように練習をしていました。
あとトスを上げる高さや位置をしっかり把握しておくことです。
トスを上げる位置がわかっていないのに、トスを上げていると正解がわからずにずっと上げているのでトスが安定しません。
チームメイトに聞いて、前セミならこの位置、レフトオープンならこの位置と高さ等をしっかり頭に入れておくことが大切です。
闇雲にトスを上げないように気をつけてください。
ネット際のボールですが、基本はネットに当たる時に腰を低くして、ボールを下で待っていることです。
焦ってボールを取りに行くとタッチネットになりやすいので、ボールはネットに当たって絶対に下に落ちてきます。
その落ちてきた所を拾うようにしてください。
ネット際のボールだったら自分でネットにボールを当てて拾う練習は一人でできるのでやってみてもいいと思います。
ざっと書きましたがわからないことがあったらまた質問してください。
ブログ以外でもYou Tubeでもいろいろ解説をしていますので、良かったら見てください!
https://www.youtube.com/channel/UCH86VK2f2YkQdwEyxOGwgVw
とても丁寧にありがとうございます!
練習で意識してやってみようと思います。
お言葉に甘えて、またわからないところがあったら聞かせてもらいますね笑
とてもわかりやすかったです!ありがとうございます!