レセプションのポジションのとり方

レセプションのポジションのとり方




役割分担がはっきりするに従って少人数に

レセプションのフォーメーションには、5人で取るフォーメーションから、2人で取るフォーメーションまであります。人数が多いほどー人ー人の守備範囲は狭くなります。

初心者が多いチームは5人型からスタートし、レセプション能力が向上するにつれて、またポジションや役割分担がはっきりするに従って、3人型を採用するといいと思います。

Vリーグなどの高いレベルでは、フローターサーブやジャンプフローターサーブに対しては、2人型のフォーメーションを採用するチームが多いですが、レセプションを担当する選手の、相当な守備範囲の広さと技術の高さが求められます。

選手のレベルや個性を踏まえて、自分たちのチームに合ったフォーメーションを選びましょう。

■5人型

5人型前衛3人後衛2人「W型」

5人型は一人ー人の守備範囲が狭く、サーブポイントを取られにくい。全員のレセプション能力にあまり差がない、ごく一般的で多いチームなどで取り入れやすい。

ただ、ミドルブロッカーを含め、セッター以外全員がレセプションに参加するため、ミドルブロッカーがレセプションした場合、攻撃へのスタンバイが遅れるので、クイックなど速い攻撃にはやや不利になります。

5人型には前列2人後列3人の「M型」と、前列3人後列2人の「W型」がある。ジャンプサーブに対しては、後列が3人になるM型が適している。
5人型前衛2人後衛3人「M型」
特にレセプション能力の高い選手がいる場合は、その選手の列を2人にしたり、3人の真ん中に置いて前後に広く動けるようにするいいと思います。

選手の能によって守備範囲を変えたり、ローテーションに合わせて使い分けましょう。

■3人型

ディグ3人型

3人型はリベロとウイングスパイカー2人がレセプションをします。ミドルブロッカーやオポジット(セッター対角)は基本的にレセプションをせず攻撃に専念るため、5人型より役割分担がはっきりし、攻撃力はアップします。

フオーメーションに入る人数は減りますが、ある程度レセプション能力の高い選手が取るため、安定しやすい。ネットに近いサープはミドルプロッカーが取ります。アウトオブポジションを取られないよう注意が必要です。

■2人型

ディグ2人型

リベロとウイングスパイカー1人がレセプションをします。フローターサーブやジャンプフローターサーブに対して採用されます。もうー方のウイングスパイカーは攻撃に専念でき、攻撃力は3人型以上になります。

9m四方のコートを2人でカバーするには、守備範囲の広さと高い技術が求められますが、レセプション能力の高い選手が2人いるなら、その2人に任せた方が安定します。

2人型の場合は、ウィングスパイカーのどちらが入るべきなのか?

2人型の布陣でレセプションに入るウイングスパイカーの選び方はチームによって異なります。レセプション能力に優劣がある場合は得意な選手を入れたほうがいいです。

能力に差がない場合は、前衛のウイングスパイカーが入るチームはバックアタックを生かし、後衛のウイングスパイカーが入るチームはレフト攻撃を生かすという意図があります。

ちなみに2人ともレセプションが得意な場合も、前衛後衛関係なく、この試合はこの選手が取る、と決めているほうが安定したレセプションが可能になります。



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