チームの特長に合わせた戦い方を考える

チームの特長に合わせた戦い方




十人十色といわれるように、チームにもひとつひとつバランスがあります。当然、それぞれのチームが得意とする攻撃や守備も違ってくるので、その個性を生かした戦い方を考えましょう。

 

背の高い人が多いチーム

ネットがある限り、バレーボールはやはり、背が高い人に有利なスポーツ。背が高い人が多ければ、それだけ他のチームより有利に戦えます。攻撃をするにも、相手の攻撃を防ぎ、レシーブにつなげるブロック力を高めるにも、身長は大事な要素。高身長を活かせるよう、ブロックの跳び方や手の出し方、壁の作り方などを鍛えて、鉄壁のブロックを誇るチームにしましょう。

また、高身長選手が多いなら、攻撃も1人のアタッカーに頼らず、まんベんなくボールを散らせ、長期的に見てバランスのよいチームになります。ブロック力を高めると、相手チームはフェイントを多用してくる可能性があります。レシーバーはつねにフェイントなども頭に入れて構えましよう。

 

背の低い人が多いチーム

身長が低い人が多いチームも、悲観することはありません。一般的に、身長が高い選手はレシーブが苦手なことが多いもの。レシーブ力を十分に高めてボールをつなぎ、ラリーを続けていけば、相手チームがミスを出し、自滅してくれるでしよう。拾ってつなぐ粘りのバレーは、日本伝統のものです。

この場合、相手の一番得意とするコースに、チームで一番のレシープの名手が入ると、より効果的です。一番自信のあるスパイクをレシーブされることは、アタッカーにとってストレスになり、ミスを誘いやすくなるからです。プロックは、完全に防ぐことは難しいので、少なくともワンタッチをかけて、レシープ力の高さに任せる展開に持ち込めるようにします。フェイントやプッシュなどを習得し、真っ向勝負だけしかできないという状態は避けましょう。

 

強力なアタッカーがいるチーム

破壊力のあるスパイクが打てるアタッカーがいる場合は、その選手を中心とした攻撃パターンを組み立てるのが定石です。もちろん、その人にだけ頼っていては攻撃が単調になってしまいますが、どんな劣勢であっても、必ず得点ができる必勝パターンを作っておくのです。

それ以外にも当然攻撃パターンを磨くのですが、大事なときに必ず得点できる、という攻撃があれば、セッターやその他の選手の気持ちに余裕を持たせますし、チームのまとまりも生まれてきます。

 

強力なサーバーがいるチーム

ラリーポイント制では、強いサーブを打てる選手がいることは大変有利に働きます。バレーボールはリズムのスポーツなので、最初に流れを引き寄せることはとても大切。サーブで得点できればー番ですし、サーブレシーブを乱せれば、相手のリズムを崩せます。そこで、強いサーバーがいるチームは、例えばその選手が最初にいつも打てるようなローテーションを組み、先にリズムに乗りましよう。

 

これで強くなれる!

  1. 自分たちの特長をしっかりと把握する
  2. 得意とする分野を生かした戦い方を選ぶ
  3. ローテーションも考慮する



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