バレーボール 時間差攻撃がブロックできない




こんにちは、あべ(@_volleyballl)です。

今回は「時間差攻撃がブロックできない」についてお話をしたいと思います。

 

質問としては、

時間差攻撃をされるとどうブロックをしていいのかわからない

コンビ組まれたらブロック間に合わないときはどうすればいいですか

センターやってるんですけど、相手攻撃が前衛3枚の時、時間差攻撃をされるとブロックに間に合わない

など質問を受けることがあります。

時間差攻撃がブロックできないについて、原因と改善方法を解説していきますね。

 

上手くいかない原因
  1. 2人攻撃、3人攻撃に対するブロック決めごとがない
  2. 相手チームのフォーメーションを理解していない
  3. サーブが弱いために相手セッターを楽にトスを上げている

 

Bクイックと前セミの時間差攻撃をやられて、ブロック間に合わなかった!って場合がよくあると思います。

間に合わなかった時、監督の顔をチラッとみると、めっちゃ怒ってる。。

試合終わったら怒られそうだから、挽回しておかないとなんて何度も思った気がします。

 

時間差攻撃は中学生はあまり使わないと思いますが、高校生になったら使ってくるんじゃいでしょうか?

私は中学3年生の時に、高校生と中学生のネットで試合を何度かしてもらいましたが、その時に時間差攻撃をやられて、「何だこの攻撃方法は!」って感動したの覚えています。

しかも高校生が中学のネットで試合するので、ネットがめっちゃ低く感じるのか、バッコンバッコン打たれます。

高校生すげー!ってなりましたね。

 

その時はブロック無理って思いましたが、今だったらブロックできない原因をしっかり見つけて、改善ができます。

(1)時間差攻撃があるってことがわからなかった。

(2)誰が、どの選手をマークするのかルールがなかった。

(3)相手の攻撃パターンを把握できていなかった。

だと思います。

質問をしてくれている方も、(1)~(3)のどれかが当てはまるのではないでしょう?

 

時間差攻撃をブロックするためには、誰がどの選手をブロックするのか決めることが大切になりますし、相手の攻撃パターンがわかれば対応がやりやすくなりますね。

そもそも時間差攻撃をさせないようにすればいいと思います。

時間差攻撃がブロックできないについて、わかりやすく解説していきますね。

 

2人攻撃、3人攻撃に対するブロック決めごとがない

2人攻撃に対するブロックや、3人攻撃に対するブロックを誰がどのように守るかがはっきりしていない事が原因。

ブロックができないチームはブロックのルールをしっかり決める必要がありますね。

ルールをきっちり決めたら意外とブロックはついていけると思います。

 

原因1の改善方法

中途半端なマークにならないように注意する

セッターが1人の場合、攻撃者は5人で、3人攻撃が可能なローテーションが3回あり、2人しか攻撃できないローテーションが3回あります。

3人攻撃でチャンスボールがセッターに正確に入るときは、常時2人でブロックにとぶことは難しいと思います。

したがって、前の選手をブロックに入る、マンツーマン的なマークになることが多いと思います。

 

しかし、攻撃者が2人の場合は、どちらかのスパイカーに重点を置いて2人でブロックをマークすることができます。

当然、決定力の高いスパイカーにブロックを飛ぶべきであるが、その選択は試合中たくさんスパイクを打っているとか、決定率が高いとか、セッターがよく上げているとか総合的に判断してください。

 

例えば、

(1)相手のA選手はこの試合で10本6本を決定しているが、B選手は3本しか打数がなく、1本も決まっていないなどのデータによってマークを決めます。

(2)このローテーションは、レフトより、ライトに上げる本数が多いから、ライト側に2枚ブロックをする準備をする。

 

私的には前衛が2人の場合は、チームのエースがローテーションでいると思います。

なぜかというと、3枚で攻撃するローテションより、2枚で攻撃するローテーションはブロックに付かれる確立が絶対高くなります。

ブロックが付かれても打ち切って得点をきめれられる選手でないと、ローテーションが回せないですよね。

なので2枚攻撃の時はチームのエースを置く場合が高いので、ブロックはエースに2枚付くようにすれば1番いいと思います。

 

でもエースの調子が良いときと、悪い時がありますので、試合の状況を総合的に判断をしてブロックをすることも大切です。

ブロックをする時は、チーム内で話し合って共通の認識で、ブロックを飛べるようにしておくといいと思います。

 

また、3人攻撃の場合でも、最も攻撃力のあるスパイカーに2人、次に攻撃力のあるスパイカーに1人残る1人はマークから外すというような思い切ったブロックを有効的ですね。

打っている回数をみたら誰を優先的にブロックをつかないといけないのかわかると思います。

センタープレイヤーはなるべく2枚でブロックを飛びたいと思いますで、あんまり打たないような選手が外しておくことも頭に入れておくのもいいと思います。

 

(1)基本はマンツーマンでブロックに付く

(2)ほとんど打たない選手がいたら、思い切ってブロックしない選択もあり(全くしないのではなく、ブロックに行かないといけないと頭にはいれておく)

(3)ローテーションごとにどの選手がどのくらい打つのかを把握しておく

 

強いチームじゃなければ、あまり打たない選手は基本、スパイクがあまり上手じゃない場合がありますので、多少間に合わなくてブロックがきっちりできなくても、レシーブができる可能性があると思います。

強いチームは全員が打てることが多いので、マークを外すブロックをしたら、真下にスパイクを打たれるので、その場合はブロック仕方は考える必要がありますね。

 

あべ

中途半端にブロックをつかないように、誰がどの選手に付くのかローテーションごとに前衛3人で話して決める事が大切です。

 

相手チームのフォーメーションを理解していない

対戦チームの主体となる攻撃パターンは、クイックなのか、時間差攻撃なのか、オープンなのかなどの攻撃フォーメーションを理解していない。

私が中学生の時、高校生がどんな攻撃をしてくるのか全く把握していなかったので、好きなようにスパイクを打たれた例ですね。

相手の攻撃パターンを把握することは、ブロックを付く時に重要ですね。

 

原因2の改善方法

相手チームの攻撃の特徴を把握する

相手チームは、クイック主体か、時間差攻撃主体か、あるいはエースのオープン主体かなどの攻撃フォーメーションがわからなければ、ブロックの的はしぼりにくいですね。

例えば、

(1)クイック攻撃をよく使ってくるチームであれば、クイックは必ずマークをする必要があります。

(2)時間差攻撃主体のチームに対しては、クイックはそこまで重要にマークしないで時間差をマークするというようなことも必要ですね。

(3)エースのオープン攻撃主体の場合は、基本3枚ブロックで飛ぶ。ストレート側のブロッカーが低いようであれば、低い選手は1番左にブロック位置をずらしたり、ブロックをしないでレシーブに回るなどの方法もあります。

 

また、相手のスパイカーの位置もさまざまなので、それに合わせてブロックの構えの位置も対応していかなければならなりません。

具体的には、

サーブレーブからの攻撃のときに、セッターが前衛で、攻撃可能なスパイカーが向かって右側に2人位置するような場合には、ブロッカーも全体的に右よりにシフトをとり、レフトの選手がクイックをブロックし、センターとライトブロッカーが2枚でブロックをします。

 

前衛が2枚でブロックの右によっている時は、レフト側がまるっきり空きます。

スパイクが決まらないと、そこを上手なセッターは守っている選手がいないとわかっているので、ツーされる可能性がありますね。

後衛の選手にツーあるよって声をかけておくだけでもレシーブの反応が早くなります。

 

6ローテーションのフォーメーションで各フォーメーションごとに、だれがどのスパイカーをマークするのかなどの打ち合わせを事前におこなうことも大切です。

対戦相手の試合を事前に観れるようであれば、攻撃パターン、打つコース、選手ごとの打数をチェックするようにします。

これはめちゃくちゃやったほうがいいのですが、やらないチームのほうが多いと思います。もったいないです。

 

あべ

相手のチームのローテーションごとの攻撃パターンを把握することによって、ブロックの的が絞りやすくなります。

 

サーブが弱いために相手セッターを楽にトスを上げている

サーブの狙いどころが徹底していないため、サーブレシーブを高い確率で返球され、相手センターが思うままに速攻をつかえる展開となっている事が原因。

サーブはこちらが得点を取るために1番初めの攻撃となります。

それがチャンスボールみたいなサーブだったら、相手が楽して攻撃を仕掛けてきますよね。

サーブは相手に攻撃させないために1番重要なプレイとなりますので、ただ打つのではなく、チームでどこをねらうのか、誰を狙うのかなど決めることがおすすめします。

 

原因3の改善方法

サーブで崩し、単調な攻撃に持ち込む

ある程度セッターに能力があり、コンビ攻撃ができるチームとの対戦であれば、まず、サーブで相手のサーブレシーブを崩すことが1番です。

70%~80%以上の確率でサーブレシーブがセッターに返球されていては、ブロッカーとスパイカーが1対1の状況では、スパイカーが絶対的に有利になります。

そのために、できるだけサーブで崩し、オープン攻撃に持ち込むパターンさせます。

 

サーブは、

(1)スピードがあることが重要

2)レシーブ力の弱い選手を狙う

(3)クイッカーにレシーブさせる

(4)エンドライン際を狙う

(5)エースアタッカーを狙う

など、前後左右に打ち分けるなどの技術の習得が必要ですね。

 

プロの選手でも、サーブで崩そうとジャンプサーブなど打って、クイックをなくして、オープン攻撃に持ちこませるようにしていますよね。

サーブで崩すはバレーボールでも基本的な戦術ですね。

 

 

まとめ

時間差攻撃をブロックするためには、

(1)ローテーションごとに攻撃パターンを把握する

(2)2人攻撃、3人攻撃の時、誰がどの選手につくのか決める

(3)時間差攻撃を打たせない為に、サーブを狙い所を決めてサーブを打つ

ことが大切だと思います。

時間差攻撃をさせないに限らず、バレーボールをする上で基本的なことだと思います。

 

私の経験ですが、時間差攻撃をよく使ってくるチームの特徴としては、チーム全体の平均身長がそれほど高くないチームかなと思います。

身長がそれほど高くない場合は、オープンなどで打つとブロック抜くこと難しくなるので、時間差攻撃などを使ってなるべくブロックがつかないようにスパイクを打つようにします。

身長が高ければオープンなどの攻撃で打点の高い攻撃で十分通用します。

 

でも時間差攻撃をよく使ってくるチームかは、試合をやったらすぐに分かることです。

その時は一回くらいノーブロックをスパイクを打たれダメだって思わずに、なんとか攻撃相手につけるように、前衛の人たちで話し合ってブロックしてください。

練習がんばてくださいね!

 



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