バレーボール チャレンジ 仕組みにいて【わかりやすく解説】

バレーボール チャレンジシステム 仕組み




こんにちは、あべ(@_volleyballl)です。

全日本のバレーボールの試合を観てて、チャレンジってここぞという場面で使われていていますよね。

このチャレンジシステムについてはちょっと前から導入されていると思います。

バレーボール以外では、テニスの試合を観ていたらチャレンジってよく使われているので、もう馴染みのあるルールだと思います。

たまに質問でも、

「バレーボールのチャレンジシステムは何故導入されたんですか?」

「バレーのチャレンジシステムについて教えて下さい。」

「バレーボールのチャレンジについてです。ボールのインアウトではどうして実際の映像ではなくアニメーションを用いるのですか。改ざんできてしまう気がしますが。。」

「バレーボールでチャレンジの判定が覆ったことはほとんどないですか?」

「どんなプレーに対してチャレンジシステムを使うことができるのでしょうか?」

「バレーボールのチャレンジは1セット2回まで(成功すると残り回数が減らない)というのは、多くないですか?」

などなど、チャレンジシステムの仕組みについてや、ルールの内容についていの意見などが多く質問されていますね。

 

私が調べたことについて、わかりやすく解説していきたいと思います。

 

バレーボールのチャレンジシステムって何?

不明瞭なジャッジに対してビデオ判定を要求できるシステムを「チャレンジシステム」といいます。

バレーボールはワンタッチやタッチネットなどの、判定が難しいプレーが多くありますよね。

実際に私が試合をしていた時も、ブロックをした時に指先にかするくらい当たったボールに関しては、ワンタッチが取られなかった事がたくさんありましたね。(※悪い例ですので真似しないようね)

逆に、ブロックをした時にネットにボールが当たって返ったのに、ブロックに当たった判定を取られたりと、1試合で間違ったジャッチが何回もあったことがあります。

なので、ビデオ判定で正しいジャッチにしようと試みは正しいと思います。

 

審判も人間ですので、ミスをすることはあります。

ボールは速いので目で追える限界がはありますよね。

 

全日本などのバレーボールの試合は、テレビ放送で問題のプレーをすぐにリプレイすることができ、何度も確認することがあります。

「ワンタッチしてるじゃん」

「タッチネットしてよね」

その時に、テレビの視聴者は正しいジャッチを知って、審判のジャッチが誤審になる事が最近多くなってきていると思います。

解説者も実はワンタッチしているのに、していない判定がでたりすると、解説も苦しい感じになっている事も多いです。

 

試合を観ていて、審判が誤審したまま試合を続けてしまうと、公平なジャッチをされていない感じがし、結果 試合が面白くない感じがするので、それを解決するために、「チャレンジシステム」が導入されたと思います。

どんな場面でも大切ですが、世界大会など場面では正しいジャッチがされることが求められるので、私的にはあっていいルールだと思っています。

すべて賛成ではなく、一部改良の余地はあると思っています。

 

バレーボールのチャレンジシステムの仕組みについて

実際のチャレンジシステムについて詳しく解説していきます。

 

チャレンジシステムを要求できる人は誰?

要求できるのは監督かコート上のキャプテンのみとなります。

監督とコートキャプテン以外の抗議は認められていないようです。

通常の選手が抗議できないので、キャプテンや監督に任せてお願いする感じになりますね。

 

 

どのくらいチャレンジシステムを要求できるの?

1セット2回までチャレンジシステムを要求ができます。

次のセットになったら、チャレンジした回数がリセットされます。

 

(1)チャレンジが成功した場合は、回数の減りません。

審判のジャッチがスパイクがアウト判断をされて、ワンタッチしていると判断をし、チャレンジを要求し、実際はワンタッチがあった場合は「チャレンジ成功」で回数は減りません。

リプレイ検証をした結果、監督の要求が正しかった場合はチャレンジ成功となり、チャレンジの権利は2回のまま減ることはありません

 

(2)チャレンジ失敗した場合は、回数を1回減ります。

審判のジャッチがサーブがアウトの判断をされて、サーブが入っていると判断し、チャレンジを要求し、実際にアウトだった場合は「チャレンジ失敗」は回数が1回減ります。

リプレイ検証をした結果、審判の判定が正しかった場合、チャレンジ失敗となった場合は、チャレンジの権利が1回減ることになります

 

チャレンジが失敗したら回数が減ります。

最大で1セット2回チャレンジが失敗をしたら使えなくなります。

よほどのことがない限り、使えなくて困るなんて事はないと思いますね。

 

チームが1セットに2回失敗するまで何回でも要求できるというジャッチシステムは正しい判断をするって意味ではいいと思いますが、大事な試合、際取りプレーに対して、チャレンジを多く要求します。

試合の後半の競っている得点差の場合の時は、試合の流れが止まってしますので、面白くなくなる可能性もありますね。

 

チャレンジシステムを要求できるプレーとは?

チャレンジはどんなプレーでも要求できるわけではありません。

主に次のプレーの時に要求できます。

 

(1)ボールのイン・アウト

スパイクを打ったボールや、サーブを打ったボール、ブロックに当たったボールなどがコートの内側に落ちたのか、外側に落ちたのかの判断します。

サーブ、スパイクなどのイン・アウトの判定は重要なプレーになるので、チャレンジが多いプレーですよね。

 

(2)相手スパイカーをブロックした選手にワンタッチがあるか、ないか

ブロックをした選手がワンタッチをしていたら、スパイクを打った選手側の得点になり、ブロックした選手にワンタッチがなければブロックした選手側の得点になります。

 

(3)選手によるネットタッチ(アンテナを含む)の反則

選手がネットやアンテナに触れてしまう事は反則になりますので、そのジッチャチの要求ができます。

タッチネットはかなり際取いプレーなので、判断が難しいので、失敗する恐れが多いので、チャレンジをあまり使われない気がしますね。

 

(4)スパイクもしくはブロック後の、ボールのアンテナへの接触

ネットの両端に設置されているアンテナにボールが当たった場合は反則なりますので、そのジャッチが要求できます。

アンテナに当たったら、アンテナがかなり揺れるので、当たったかどうかはわかりやすいので、チャレンジはあまり使われないと思いますね。

 

(5)サーブやバックアタック時のラインを踏んでいないか

サーブを打つ時は、エンドラインを踏んでサーブを打つと反則になります。

アタックラインを踏んで、バックアタックを打っても反則なります。

バックアタックの時に、アタックラインを踏んで打ってしまうことがあるので、注意が必要になりますが、監督や選手からはアタックラインを踏んで飛んているかどうは、正確に見ることが難しいので、審判の判断が正しいことのほうが多いと思いますね。

 

(6)リベロがトスを上げる際の足の位置、アタックの際のボールの高さ

リベロは守備範囲でのルールが決まっています。

アタックライン内でトスをしては反則なりますし、ネットの上を超えてボールを返しても反則になります。

リベロをしていたらかなり注意してプレーしていますので、あまり反則はないかと思います。

 

(1)ボールのイン・アウトに関しては、CG映像で再現されたものになります。

そこで私も思うことは、「実際の映像ではなくCGを用いるのですか。改ざんできてしまう気がする。。」ですよね。

調べたら、実際の映像だと強い照明の反射や汚れ、ノイズや影などで判断がしにくいので、不要な情報を除いたCGで表示しているとのことです。

ボールとラインのデータだけで、判断がやりやすくなるようです。

 

複数のカメラでボールの動きを追って、手動ではなく、コンピュータがボールの最も妥当な軌道を再構築して、グラフィックスで再現するもの。だそうです。元はミサイルの追尾の軍事目的で開発された技術のようです。

 

改ざんをしたらバレますので、やっていないと思います。

 

(2)~(6)に関しては、実際の映像をリプレイで確認します。

 

チャレンジシステムの問題点とは?

チャレンジシステム導入による、メリットと問題点について考えたいと思います。

 

メリットとは?

(1)ビデオ判定によって正確なジャッチが出来る

一番求めているのは正確なジャッチだと思います。

ここは審判が見えなかった部分を補う役割として、公平な判断が下るのでいいと思います。

 

(2)チャレンジ成功で相手ペースを崩せる

チャレンジを成功した時は、チーム全体がちょっと勢いづくことがある気がします

点差が離れていた時に、いきなり追いついて逆転したってケースもあると思いますので、チャレンジを成功することはチームの流れを良くする効果があると思います。

 

問題点とは?

(1)プレーの流れが中断してしまう

会場の大きなスクリーンにリプレイ映像が映し出されて、会場は固唾をのんで結果を待ちます。

判定結果に会場は湧き上がりますが、リプレイを確認している時は試合が止まっています

プレーをしている選手たちの動きに、大きく影響をしてしまう気がします。

 

(2)タイムアウト代わりに使われる

試合後半の連続得点をなど取られている時は、際どいけど、どう観てもアウトじゃない?

ってジャッチの時に、チャレンジシステムを使って、試合を中断させる場面があります。

どのスポーツでも試合の流れがあると思います。

その流れをタイムアウトを取るわけでも無く、チャレンジシステムを使ってタイムアウト代わりに取るのは使い方としては間違っている気がしますね。

 

 

将来的には、ボールにチップなどが入れられて、人間がジャッチするのでなく、機械で瞬時に判断出来るようになれば、プレーを中断するような時間もなくなりますし、タイムアウト代わりに使われることもない気がします。

機械のジャッチに対しても、ビデオ判定も導入されたら、機械ジャッチにした意味なくなるしね。

 

現行のチャレンジシステムが100%素晴らしいシステムではない気がしますが、見方によっては正しい判断が今までよりできていると思えば、いいのではないでしょうか!

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

 

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2 件のコメント

  • Vリーグのチャレンジを見ていると、ブロックタッチの判定は難しいなと思います。
    ボールがブロックに当たって指が左右に動かば、明らかにブロックタッチがあったとわかりますが
    後ろに指が動いた場合は、映像ではわかりません。

    判定に時間がかかることも多々ありますしね。

    • コメントありがとうございます。
      ビデオ判定で正しいジャッチにしようと試みようとする事は大切ですね。
      最近では卓球の世界大会の決勝でビデををみてネットに触っていないのに、審判は当たっていると判断をするみたいな
      相手選手にあえて有利にするジャッチもあるので、チャレンジのような仕組みは公平な試合にするのに大切になってきていますね。
      選手的には時間がかかってもいいので正しい判断をしてもらいたいものですね。

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