こんにちは、あべ(@_volleyballl)です。
私は、中学からバレーボールを初めて、高校生の時にインターハイや国体、大学生の時はインカレにも出場したこともあります。現役の学生の頃はめちゃくちゃバレーボールやってました。バレーボール経験は26年くらいになります。
今回は、「スパイクを打つ時ブロックが見えない」と悩んでいる人について私なりのアドバイスをしたいと思います。
よく質問されるのが、
などなど「スパイクを打つ時にブロックの手を見えるようになりたい」と誰もが一度は思うことですよね!
私も学生時代は、相手ブロッカーの手の位置がわかって、そこをくぐり抜けてアタックが決められたらいいなって何度も妄想していました。
私が学生時代苦労して練習の中で得たものを惜しげもなく教えたいと思います。
この後に文章をみえて期待した人は、ちょっとがっかりしないでくださいね。
スパイクを打つ前に打つコースを決めている!ブロックの手は見て打っていない!
私の経歴は先程書いたとおり、高校3年生の時に県大会優勝をしている高校のレフトアタッカーで、県の選抜に選べて国体でも県選抜のレフトでレギュラーとして出ていました。
その県のレベルが低いって言われたらどうしようもないですが、そんな私でもスパイクを打つ前に前衛にいる時はどのコースに打とうか、打つ前から決めていました!
驚きじゃないですか!?
これは何度も何度もスパイク練習をしていると、自分の得意なコースが分かってきます。
ここに打っていれば大体の確率でアタックが決められるパターンができます。
なので、常にそこをめがけて打つようにしているので、打つ前から打つコースを決めているってことです。
常にめがけて打っているってのは言いすぎかもしれませんが、相手のブロックの状況なども加味しますがほとんどの場合では自分の得意なコースに打つように自然と身体が動く感じだと思います。
それができるのは、セッターとのトスを合わせるのもたくさん練習をしているので、できることです。
セッターのトスがずれた時は、その時はブロックに当たらないようにコースを打ち分けて打つだけです。
ブロックの手を見てからスパイクを打つコースを決めることはほぼありませんね。
そもそもそんな余裕は私にはありませんでした。
スパイクを打つ時にブロックの手を見るのは難しい
スパイクを打つって本当は難しいことです。
バレーボールを初めてやるのを見たらわかりますが、助走を構えて、トスが上がったら落下地点を見極めてジャンプをして、最高到達点でボールをミートして打つという動作を一連の流れてやっています。
スパイクを打つ時はボールに集中しているので、相手ブロッカーの手を見る余裕はほとんどないと思います。
毎回ちゃんとブロッカーの手が見えているのであれば、ブロックにかからないですよね?
全日本の選手でブロックされない選手なんていませんよね?
全日本の選手レベルになったことがないので、適当なこと書きますが、私的には全日本の選手でも毎回ブロックの手をみてから打っている人はいないんじゃないかと思います。
手が見えていたら、シャットアウトされないと思います。
※自分は打っているよって人がいたら、その人はめちゃくちゃ優秀なアタッカーです。
手は毎回見えないが、この辺にブロックの手があるなくらいだったら私でもわかったので、手が見えるようになってる必要は私は無いと思います。
手がなんとなくわかるのは、セッターが上げたトスがある程度ネットに違い場合です。
トスがネットに近ければ近いほど、ボールとブロックの手が近くなるので、視界に手は入ってくる可能性が高くなるので、手の雰囲気がわかりやすくなります。
ネットからかなり離れた状態で、相手ブロッカーの手は確認する事がはずできません。
なのでネットからトスが離れた状態で、手が見えないなって言わない方に気をつけてください。
ネットから離れた時は、打つコースを重視してスパイクを打つようにします。
どうしても手が見えるようになりたいのであれば、できる人に教わってください。
スパイクがブロックをされているようでしたら打つコースがあまい!
「ブロックの手が見えるようになりたい!」と思っているってことは、スパイクを打った時によくブロックをされる人が質問してくるんじゃないかと推測をします。
手が見えないからブロックをされやすいのではなく、スパイクを打つコースが正直すぎるのでブロックされると思いますよ。
1番の典型的な例としては、助走のコースそのまま真っすぐにスパイクを打つことです。
ブロック基本は、相手アタッカーの利き腕の前でブロックをすることですので、その基本のブロックでタイミングが合えばシャットアウトを食らってしまいます。
正直にまっすぐに打つことは悪いことではありません。
誰でもスパイクを打ち始めは助走のコースそのまま真っすぐ打つ練習をします。
いきなりコースを打ち分けてスパイクを打つ人なんてめちゃくちゃ優秀な人しかいないんじゃないですかね?
私はスパイクを打ち始めて3年間はまっすぐおもいっきり打つことだけしかやりませんでした。
ってかトスが上がったボールを思いっきり打っていただけですね。
そうなるとブロックされやすいので、じゃ次どうすればいいのか考えると思います。
それが今回の「ブロックの時に手が見えるようになる」、そうなれば決定率が上がるのではないかと思った感じですかね。
コースの打ち分けができるようなってきたら段々とスパイクがブロックにかかりにくくなると思います。
ブロックの手が見えなくてもいい!コースの打ち分けができるようになる事が大切!
先程も書きましたが、ブロックの手を見て打つことはしなくてもいいです。
ブロックがかからないように、コースの打ち分けができるようになれば得点を取れる選手になれます。
右利きでしたら、クロス打ちとストレート打ちの打ち分けができるようになることです。
できれば右利きの場合は、クロス打ちが得意になるくらいまで練習をしたらめちゃくちゃ武器になります。
ほとんどのブロックはストレートを軸にブロックをしてくるので、クロス側ががら空きになっています。
そこをめがけて、思いっきり打てるようにあれば、相手にもよりますがスパイクの決定率を高めることができます。
私の得意コースはレフトからのクロスです。
Bクイックくらいの低さでレフトアンテナまで伸ばしてトスを上げてもらいます。
ほとんどの場合は、トスが低く速いのでブロックが1枚の場合は多いです。
ブロックは基本ストレート側を守るのでクロス側にブロックがいません。
クロス側めがけて思いきり下に叩きつけるだけです。
めちゃくちゃ簡単なスパイクの方法ですよね。
ブロッカーの手を見るより、相手ブロッカーの穴を見つける
私の場合は、スパイクを打つ前に誰が私のブロックをするのかを確認しておきます。
レフトスパイカーだったので、相手ライトの選手がブロックの軸になります。
ライトの選手の身長とセンタープレイヤーの身長をみて、仮にトスが近かったり、二段トスなどになった時にどのコースにスパイクを打ったほうが決定率が高くなるのか考えておきます。
例えばライトの選手の身長が170cmでセンタープレイヤーが185cmだった場合は、明らかにセンタープレイヤーの方がブロックする時に手が出ると思います。
2段トスになったら基本クロス側のエンドライ際を狙ってスパイクを打つのですが、トスによってはライト側の選手が身長が低いのでそちらに打ち込む可能性もありだなと考えたりもします。
相手ブロッカーの身長の方を狙ってスパイクを打つだけでも決定率をあげてスパイクを打つこともできます。
でも基本は得なコースに打つことです。
二段トスなどで、相手のブロックに思いっきり当てる場合は、ブロックの手が出ていない人のほうを狙うように打っていました。
そうすると、ワンタッチが取れ得点を取れる可能性が高くなります。
ブロッカーの手を見なくても、飛ぶ位置でスパイクを打つコースを決める
相手ブロッカーのブロックを飛ぶ位置も把握しておくと、スパイクを打つ時にとても重要なヒントになります。
例えば、いつも通りにクロスに打っているだけどブロックでワンタッチとられる場合があります。
その時は、スパイカーがクロスをよく打つと知られている場合は、ちゃんとわかっているチームでしたらクロス寄りにブロックを飛んできます。
それがわかれば、クロス側を捨てて、ストレートに打てば決まりやすいですよね。
そういったことを考えながら、相手のブロック位置を把握してスパイクを打つコースを考えることも重要になりますね。
相手チームが強くなればなるほど、ブロックが上手になり、ブロックに付く枚数が多くなってきます。
そこをよく考えて、相手チームの選手のブロックのやり方を観察し、ブロックされないようにスパイクを打てるように考えることも大切ですね。
このあたりになってくると、かなり試合の状況や相手チームの状況を判断できる能力が必要になってきますね。
もしブロックでワンタッチを取られたり、シャットアウトをされる場合は、周りの選手にどのような状況でブロックをされているのかを聞くのも大切です。
ブロックが何枚ついているのか?
ブロックが高いほうがどっちか?
空いているコースがどこか?
どの手にボールが当たっているのか?
どのコースに打ったら決まると思うか?
などなど、決まらないと思う原因をみんなに聞くと、周りの人はアドバイスをくれるので、それを参考に次のスパイクの時に気をつけたらいいと思います。
誰でも調子が悪いこともあります。
相手チームのブロックが上手なチームもあります。
そこをどうになかいくぐってスパイクを決められる選手になれるように、日々の練習が必要になりますね。
ブロックの手に当てて楽しく練習をする
私が現役時代にブロックの手がどうにか見れるようにならないかと考えた時に、ブロックに当てられるようになればある程度、手が見れなくても手のあるであろうところくらいはわかるのではないかと思って練習をしていました。
1枚ブロックに当てて練習をする
2名でやります。
1人がネット近くから自分で手でボールを上げてスパイクを打ちます。
もうひとりはスパイクを打ってるのをブロックするだけです。
この時に、スパイクを打つ人は必ずブロックに当てるようにスパイクを打つことです。
ブロックに当てるようにスパイク打つのがポイントです。
なのでブロックの手が出ない人を練習の相手にしないように気をつけてください。
しっかりブロックできる人を選んでください。
実際にスパイク打ってみると、初めは自分で上げたトスは打ちにくいですが、段々と慣れてくれば打てるようになります。
ブロックに当てられるようになれば、自分で思ったコースにスパイクを打てているようになっています。
それと、ブロックがなんとなこの辺にあるんじゃないかとわかってきたと思います。
この練習は、自分の思ったとおりに位置にスパイクが打てるようになるのと、ブロックがなんとなくこの辺りにあるんじゃないかとわかることがわかるような練習です。
私が現役時代の練習の休み時間などで、ブロッカーと競う感じでやっていました。
ブロックをする人はブロックの練習になるし、アタックを打つ人はブロックの位置がわかるようになる練習になります。
練習でやると辛くなりますが、遊び感覚でやるってのが大切ですね。
2枚ブロックで練習をする
通常のスパイク練習の時にやります。
スパイク練習の時はブロックを付けないでスパイクを打つと思います。
そこをあえてブロックに付いてもらいます。
私の場合は、レフトで2枚ブロックをしてもらいました。
ブロッカーは本気でブロックをしてもらうようにお願いをします。
そのブロックを交わすように、コースの打ち分けをして打つ練習です。
常に2枚ブロックを抜くのは難しいことですが、そこを抜けるようになったらかなりスパイクの技術が上達します。
この時も楽しくゲーム感覚でやることが大切です。
そうしないとただの練習になってしまってつまらなくなります。
このようにスパイクの練習でも、楽しく自分の技術向上のためにどうしたらいいのかを考えながらやれたらめちゃくちゃ凄い選手になると思います。
自分のもっと伸ばしたい所を考えながやることが大切ですね。
まとめ
スパイクが上手な人でも、ブロックの手をみて打っていないです。
打つ前からスパイクをどこに打つのか、ほとんどの場合は自分の好きなパターンを決めて打っているので、初めから打つコースがある程度絞られているのが現状です。
打つ時にトスをみて、自分の好きなコースに打てないようであったら、トスに合わせたスパイクを打っているだけですね。
ブロックの手が見えないからアタックが決まらないのではなくて、スパイクが決まらないのは、打つコースが上手じゃない事が多いです。
助走のコースそのままに打っているようであれば、ブロックにかかりやすいですね。
スパイクの決定率を上げたいなら、コースの打ち分けができるようになることがとても大切です。
そのためには、上に書いた練習をすることにより段々と自分の思った通りのスパイクを打てるようになることです。
スパイクが自分の思う通りに打てるようになるには、私の例ですがスパイクを打ち始めて最低4年はかかっています。
毎日めちゃくちゃ練習をして4年です。
中学2年生位からスパイクを打ち始ち初めて高校2年生までかかっています。
なのでバレーボールを初めて1年くらいの人が、スパイクが打てないなって当たり前の世界だと思っています。
運動神経の良し悪し、技術は人それぞれ個人差がありますので、必ず4年かかるとは言いませんが、そのくらいはめちゃくちゃ練習を必要ですよってことが言いたいだけです。
この記事が参考になったら友達にも教えてあげてくださいね!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。