こんにちは、あべ(@_volleyballl)
今回は、「スパイクのコンビネーションの種類」について解説していきます。
よくある質問が、
「バレーボールでブロックにスパイクが止められてしまいます。ブロックに止められないスパイクを打つコンビネーションを教えて下さい」
「スパイクカットからのコンビを使う場合、その判断は誰がどのタイミングで行うものですか?またその判断は試合で培っていくしかないのでしょうか?」
などなど質問されることがあります。
スパイクのコンビネーションについて、わかりやすく解説をしていきたいと思います。
ブロックが分散しやすいコンビネーションを選択
多彩なコンビで相手ブロックに的を絞らせない事が大切です。
攻撃のコンビネーションは、相手のプロッカーを惑わせ、的を絞らせないための有効な手段となります。
コンビのバリエーションが多いほど、相手は攻撃を予測しづらいため、決定率が上がります。
コンビネーションは、ただ複雑に絡めばいいというものではありません。
例えば、何度もレフトとライト両方が時間差に絡むと攻撃が真ん中に集まり、プロックされやすくなります。
レフト側で絡んでライトはサイドに残すなど、プロックが分散しやすいコンビネーションを選択しましょう。
前衛がアタッカーが3枚で攻撃出来るコンビネーションの種類
1番スパイクのコンビネーションでやるのが、
(1)レフトが平行
(2)センターがクイック(Aクイック、Bクイック、Cクイック)
(3)ライトがバックセミ
を打つコンビネーションですね。
シンプルですが、効果があるコンビネーションです。
私が学生時代はレフトポジションで、レフトのトスが平行ではなく、Bクイックの延長くらいの感じのレフトまで伸ばしてもらったトスが1番決定率の高かったコンビネーションのパターンです。
レフトへのトスが速いので、センターがクイックをマークしてから、レフトに向かってブロックがほとんどできないので、基本1枚ブロックになることが多いので、クロス側にスパイクを打ったらかなりの確率で決まるスパイクが打てましたね。
なんのトスもそうですが、トスが低くて、速いトスほど、ブロッカーが付きにくいので、ブロックの数が少なくスパイクを打つことが出来ますね。
次のスパイクコンビネーションの種類は
(1)レフトが前セミ
(2)センターがAクイック
(3)ライトがオープン
を打つパターンです。
ポイントは、レフトプレイヤーが我慢してレフトのポジションで構えておいて、トスが上がる瞬間くらいに、前セミに合わせて助走をすることですね。
レフトプレイヤーがセンター寄りに構えていたら、相手ブロッカーは中央によってブロックを構えているので、せっかくの時間差攻撃の威力が半減してしまいます。
レフトスパイカーがスパイクを打つ時は、助走が斜めに飛んでいると思うので、そのままクロス側にスパイクを打ってもいいと思います。
ちゃんとした助走をしていたら相手のブロッカーはついてこれていない可能性があるので、そのままクロスに打つと決まりやすいですが、Aクイックをマークしている、センタープレイヤーのブロックの動きを頭に入れておきながら、コースを打ち分けることも考えておくことも大切ですね。
ライトについてはあまり書いていませんが、ライトプレイヤーは基本ブロックは1枚での勝負が多くなります。
私がいつも思っていることは、ライトプレイヤーはブロックを1枚で打てる可能性が高いので、決定率が高くなります。
ライトプレイヤーは試合でかなりキーパーソンになります。
ここぞという時にエースが打てなかったときなど、ライトにトスが上がるので決めきれるアタッカーである必要がありますね。
次のスパイクコンビネーションの種類は
(1)レフトが前セミ
(2)センターがBクイック
(3)ライトがオープン
を打つパターンです。
このコンビネーションも学生時代かなり攻撃パターンとして使いましたね。
このコンビネーションのいい所が、Bクイックに入ると、センタープレイヤーがBクイックをブロックします。
そうすると、センターのブロッカーがいなくなるので、ノーブロックでスパイクを打つことができるチャンスがあります。
強いチームだったら、ちゃんとマンツーマンや声に出してブロッカーの相手をマークするんですが、あまり上手じゃないチームだと、ブロックの連携があまりできないので、ノーブロックで気持ちよく打ち込むことが出来ます。
サーブカットなど、Bクイックを上げられる感じのカットでしたら、レフトプレイヤーがトスが上がるまでレフトの位置で我慢をして、トスが上がったと同時くらいに、前セミに入るようにしたら、かなりに確立でブロックがノーブロックになります。
でも一度相手に、コンビネーションのパターンを見せると、次からは警戒しますので、何度も通用することはないので注意して下さい。
次のスパイクコンビネーションの種類は
(1)レフトが前セミをちょっと伸ばしたトス
(2)センターがAクイック
(3)ライトがオープン
を打つパターンです。
このコンビネーションはあまり使ったことがないですが、レフトが前セミをちょっと伸ばしたトスを打つ感じになると思います。
レフトが平行などをトスの滞空時間が長いトスを打たないようにすると、ブロックの付く枚数が少なくなるので、スパイクを決めるチャンスが多くなります。
次のスパイクコンビネーションの種類は
(1)レフトが平行
(2)センターがAクイック
(3)ライトが前セミ
を打つパターンです。
このスパイクコンビネーションもよく使っていました。
基本スパイカーがクロスして打つコンビネーションは、ブロッカーがブロックをやりにくですし、誰がどのスパイカーをブロックするのか、ルールが統一されていないチームだったら、ブロッカーはついていけないはずです。
Aクイックのライトから前セミはかなり鉄板でブロックが付かないコンビネーションになります。
毎回やるとブロックを付かれる可能性が、たまにやるとノーブロックでスパイクを打つことが出来ますね。
次のスパイクコンビネーションの種類は
(1)レフトが平行
(2)センターがCクイック
(3)ライトが前セミ
を打つパターンです。
これも先程と同じで、クロスしてコンビネーションするので、ブロッカーはブロックが付きにくいですね。
相手センタープレイヤーがCクイックにブロックに入ると、ライトにブロックする選手が移動がかなりやりにくいので、ライトが打つ前セミがノーブロックになる可能性が高くなります。
ここぞという時に使うとかなり効果的なコンビネーションです。
次のスパイクコンビネーションの種類は
(1)レフトが平行
(2)センターがAクイック
(3)ライトが前セミ
を打つパターンです。
先程の攻撃パターンで、センターAクイックでライトが前セミを打つ攻撃がありましたがあれを打つ前に、上記のパターンを見せておいて、スパイクを打つと先程のスパイクがよりノーブロックになります。
この攻撃パターンもオーソドックスなんですが、私が打つやり方はちょっと違っていて、一度セッターの影に隠れてからバックセミを打ちます。
なぜセッターの影に隠れるかと言うと、前セミを打つのか、バックセミを打つのか、ブロッカーに絞らせないためです。
なので、一度トスが上る前に、前セミを打つと見せかけて助走をしてから、バックセミを打つっていう1人で演技して、ブロッカーを振るって技術もあります。
練習をすればだれでも出来るようになるので、挑戦してみてください。
次のスパイクコンビネーションの種類は
(1)レフトが平行
(2)センターがBクイック
(3)ライトがバックセミ
を打つパターンです。
この攻撃パターンは、レフト側にブロッカーが寄っていますので、ライトプレイヤーがブロック一枚になりやすいです。
上でも書きましたが、ライトプレイヤーはレフトとセンタープレイヤーが寄ることが多いので、ブロッカーがあまりつかずにスパイクを打つチャンスがたくさんあります。
ブロックが1枚の時に決めきれるかで、試合の流れがかなり違ってきます。ライトプレイヤーの出来で試合の流れが変わってくるので、ライトプレイヤーのポジションはかなり重要なポジションなんですよね。
重要じゃないって思っている人がかなりいると思いますが、めちゃくちゃライトプレイヤーのスパイク決定率はキーポイントです。
次のスパイクコンビネーションの種類は
(1)レフトが平行
(2)センターがCクイック
(3)ライトがバックセミ
を打つパターンです。
さっきと逆で、ライト側にブロッカーが寄っているので、レフトプレイヤーがブロックが1枚でスパイクを打つチャンスが多くなります。
この場面では、レフトプレヤーは1枚ブロックで決めきれるかが、試合に影響してくると思います。
レフトプレヤーは最低限1枚ブロックの時に決めきれるだけにスパイク技術があったほうがいいですね。
注意電ですが、何度も両サイドが時間差攻撃に絡むと、かえってブロックが真ん中に集中しやすいこともあります。
どちらかのレフト、ライトプレイヤーをサイドに残してスパイクを打つことも選択肢の一つです。
レセプション(サーブカット) が乱れた時には、サイドに残した選手に頼ることができますので、セッターの人は相手ブロッカーの状況を読みながらどんなトス回しをするのか、慎重に考える必要がありますね。
前衛がアタッカーが2枚で攻撃出来るコンビネーションの種類
前衛が2枚の時は、どちらかのスパイカーにエースアタッカーを置いたほうがいいです。
ブロッカが3枚に対して、攻撃が2枚なので、必ず2枚でブロックをされる可能性があります。
この時に、決めきれないと得点をズルズル取られるので、セッターが前衛で2枚で攻撃の時は、どちらかがエースの置くことをおすすめします。
次のスパイクコンビネーションの種類は
(1)レフトが前セミのちょっと長いトス
(2)センターがAクイック
を打つパターンです。
レフトにガチガチに2枚ブロックがついている場合は、普通に平行を打ったのでは、ブロックされてしまう可能性が高くなります。
なので、ちょっとでもブロックを崩すためにも、レフトプレイヤーの打つ位置をずらして、ブロックがつかないようにする工夫が必要になりなります。
次のスパイクコンビネーションの種類は
(1)レフトが前セミのちょっと長いトス
(2)センターがBクイック
を打つパターンです。
これもさっきのやつのBクイックバージョンですね。
少しでもブロックをつかせなように、レフトプレイヤーのスパイク位置をずらして打つ方法ですね。
次のスパイクコンビネーションの種類は
(1)レフトが前セミ
(2)センターがAクイック
を打つパターンです。
Aクイックになることで、相手ブロッカーが飛んだところを、前セミを打って決めるパターンのコンビネーションです。
クイックがしっかり入って、相手ブロッカーを飛ばせるようにする事がとても重要になります。
相手ブロッカーが飛ばないで、フェントにもなっていないクイックの場合なら、前セミはかなりの確率でブロックが2枚ついてしまいます。
次のスパイクコンビネーションの種類は
(1)レフトが前セミ
(2)センターがBクイック
を打つパターンです。
これは2枚攻撃の時は、センターとのコンビでよく使った時間差攻撃です。
端のブロッカーがクイックに飛んでしまって、前セミのブロッカーがいなくなるパターンがあるので、2枚攻撃でもノーブロックで打つことが出来たります。
強いチームの場合はブロックがつかないことなってあまりないとは思いますが、私が学生時代によく使っていたので効果はありますね。
前衛2枚のみの攻撃の場合は、クイックとレフトなど、2人が絡まずに、幅を使って打った方がブロックは分散されやすくなります。
ただ、決定率の高いミドルブロッカーがいて、相手がクイックを マークしている場合は、その選手がブロックを引きつけて、もうー人が時間差攻撃を仕掛けるコンビも有効的です。
コートの幅を使った攻撃が有効
例えば、ライト側で絡んでブロックを引きつけ、レフトが打つ、またはレフト側で絡んでライトが打つなど、コートの幅を使ったコンビは、ブロックのマークを分散させるために有効的ですね。
コンビ攻撃は使いすぎると、先程書きましたが、中央に寄ってスパイクを打ってしまいがちになるので、ブロッカーがブロックを付きやすくなる可能性もあります。
コンビネーションを軸にスパイクを打つことがいいと思いますが、私はレフトとライトプレイヤーが両端で待っていてい、幅の広いスパイクを打ったほうが相手ブロッカーにはやりにくいと思います。
たまにコンビを使うくらいが効果的な気がしますね。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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