毎日コーヒーばかり飲んで、カフェイン中毒のあべ(@_volleyballl)です。
今回は「Cクイックのタイミンが合わない」について解説していきます。
よくある質問としては、
「バレーボールのCクイックの打ち方のコツ、練習方法を教えてください」
「Cクイックタイミングがよくわかりません。どうしたら打てるようになりますか?」
「Cクイックで打ち分けができるようになりたい」
などがあると思います。
Cクイックがどうしたら上手く打てるようになるのか、上手くいかない原因と改善方法を説明しますね。
- ジャンプが遅い
- 空中の動作が大きすぎる
- タイミングを合わせようとする声がない
私は中学生時代ライトポジションだった時は、Cクイックを打っていました。
Cクイックを打つ選手が周りにいなかったせいか、相手もブロックをどこに飛んだらよいのかわからなったようで、よく決まっていた記憶があります。
クイック攻撃は、攻撃に入るだけでブロックを1枚引き付ける事ができるので、周りのアタッカーを助けるますよね。
なので積極的に使えるように、Cクイックの達人を目指してみましょう。
周りで使っている選手がいなかったら自分の武器にすると、頭一つ抜きに出るチャンスかも!
C クイックとは
まずはCクイックですが、センタープレイヤーも使いますが、ライトプレイヤーの選手も使うスパイクになります。
Aクイックをライト側にしたのがCクイックで、セッターからボールをネットより上30cmくらいを目標にライト側に50cm~1mほどの位置で打つ攻撃です。
基本的な打ち方などは、Aクイックと変わりません。踏み切るタイミングや、助走のやり方、スイングのやり方など同じと思っていいです。
Aクイックに比べると、右利きの選手は打ちにくいとされています。
Cクイックとなると自分の左肩を通り過ぎて右手でバレーボールをとらえなければならないため、打ちにくく感じます。
でも、ライトプレイヤーのCクイックが打てるようになれば、チームとしてはとても強力な武器なります。
セッターが後衛で、前衛が3枚攻撃の場合で、センタープレイヤーがAクイックで入り、ライトプレイヤーがCクイックで2人が同時にクイックに入る攻撃はブロッカーは焦ります。
そこで速攻に入ってブロックの脇にフェイントなんてされたら、スペースがめちゃくちゃ空いているので、決まりやすいですよね。
※速攻に入ってフェイントって意外と良い攻撃方法なんですよ。やり過ぎると警戒されてますけどね。
クイックを上げなくても、レフトは1枚ブロックが確実ですので、余裕を持ってスパイクを打つことが可能です。
Cクイックは、ライトプレイヤーに是非とも覚えて欲しいクイックの種類ですね!
では本題の原因と改善方法について説明します。
ジャンプが遅い
クイックの基本は A クイック、 B クイック、C クイック、 D クイックの4つに分けられるなか、その中でC クイックのタイミングはほとんど A クイックと同じですね。これは先ほど説明しました。
ただ、異なるのは、セッターの前で打つ A クイック に対して、Cクイックはセッターの後ろで打ち、打つポイントが肩1つ分右よりになることです。
ジャンプ力があるのに C クイックが打てないのは、肘が曲がったりする他に、助走や踏み切りなどの基本的な部分の問題があると思います。
原因1の改善方法
ジャンプのタイミングを合わせる
A クイックと同じように C クイックもトスが上がる前にジャンプして待つくらいのタイミングが良いとおもいます。
そのためにはセッターのトス動作を見てから助走に入るのではなく、先にジャンプしているところにセッターがボールを送り込むという感覚が必要になります。
練習方法としては、センターが色々な角度から飛んでくるボールをトスするのに合わせて、最初はボールを打たずにタイミング合わせる練習をしてください。
セッターからトスが上がってタイミングを合わせる練習をしながら、セッターには、
「もう少しボール一個分ライト側に伸ばしてトスをして」
「もう20cmくらい高くあげて」
などセッターとのトスの位置調整も同時に行えるように練習をしてもいいと思います。
セッターも機械じゃないので、毎回思った場所にトスが上がらないと思います。
特に、 C クイックの場合A クイックとは違って、スパイカーがセッターの後方に入るので、セッターの方からスパイカーにタイミングを合わせてトスするのは難しいので、スパイカーがセッターに合わす心がけが大切です。
どのトスもそうですが、「セッターのトスが悪いから打てない」とか言わずに、上がったトスはあくまでもスパイカーの責任だと思って攻撃に入ってくださいね。
ミスをすることは誰でもあるので、ミスをした人を責めてもどうしようもないですよね。
このブログを読んでいる人は大丈夫かと思いますが、「ミスはミスで誰も悪くありません」次がんばって得点を取り返せたら良いだけですので、ミスをカバーしあってプレーしていきましょう!
ミスをカバーするために周りの人がいるんですからね。
ちょっと話がそれましたね。すいません。
空中の動作が大きすぎる
クイック攻撃は速さがとても大切です。
空中で振りかぶって打っていては相手のブロックが完成してしまうので、出来るだけ早くボールを打ち込むようにしないといけません。
そのためには、空中の姿勢ですでに肘を上げて、ボールを待っていることが重要です。
全日本選手のクイックの速さはめちゃくちゃ早いですよね。あのくらい速くないと世界では通用しないんだと思います。
原因2の改善方法
空中の動作を小さく速くする
Cクイックを打つ時の空中での動作は小さく早く速くすることが重要です。
速いトスを待ち構えて打つには、踏み切り時の腕のバックスイングをできるだけ小さくして、しかも最大限のジャンプをしなくていけません。
またオープントスを打つ時のように、腕全体を振り下す打ち方ではなく、ジャンプとは同時に高く上げた手の中にボールが入る同時に、手首のスナップをきかせて合わせて打つことの大切です。
- 1)立ったままボールをほおり上げて、上げってくるボールを肘を伸ばして手首で打つ。
- 2)1) の練習にジャンプをつけて、空中で打ってみる。
- 3)実際にセッターと組んで C クイックを打ち、監督は周りの選手に悪いところを指摘してもらい、Cクイックの打てない原因を探す。
【質問】Cクイックが打ち分けができない場合がどうしたらいいですか?
Cクイックがいつもクロス側に打ってしまうのは、助走の入り方に原因があります。
Aクイックと同じように、セッターに近づいてCクイックを打とうとすると、身体全体的にセッターの方向に向いてしまって、クロスにしか打てなくなります。
クイックの基本は、ネットに正対して踏み切ってジャンプをすることです。
これを頭にいれて助走をし、ジャンプをするだけでもコースの打ち分けがしやすくなります。
またセッターのトスを上げる位置も、右利きのCクイックに関しては、Aクイックときよりもライト側に流して上げるようにしてください。
そうするとストレート側にも打てるようになります。
左利きのAクイックを上げる時も、レフト側に少し流しぎみであれるように気をつけてください。
助走の腕の振りをコンパクトにし、空中でトスを待つ勢いでCクイックに入るようにしましょう。
タイミングを合わせようとする声がない
1番の難しい点はセッターがどのタイミングで上げたら良いのかわからないことです。
タイミングを合わせるためにも、アタッカーからほしいタイミングで声を出すことで、セッターも上げやすくなります。
原因3の改善方法
大きな声をかける
C クイックが他のクイックよりも難しいのは、セッターがトスをあげるときに目標とするアタッカーが見えないことです。
Aクイックの場合、セッターはジャンプしているアタッカーの手の中をめがけてトスを上げ、アタッカーとのタイミング合わせることができます。
そこで大切なのは、あらかじめセッターとアタッカーがタイミング、トスの高さ、長さ、スピードなども話し合っておくことです。
それと同時に、アタッカーは目標の見えないセッターに対して「上げろ」「はい」「こい」と大きな声で合図してジャンプするなど、スパイカーがリードしてタイミングを合わせるようにしましょう。
【質問】どのタイミングで声をだして伝えたら良いですか?
私でしたら、スパイカーがジャンプをするタイミングで声を出したほうがいいと思います。
この辺は、セッターとスパイカーの約束でいいと思いますので、話し合ってセッターに「ジャンプをして打つタイミングで声出して」って言われたらそうすればいいと思います。
あくまでもセッターが上げやすいように声を出せるようにしてください。
ちなみに声を出してジャンプをすると、相手ブロッカーは「こいつ本気で打つ気だな!」って思わせることができるので、声を出して相手も引き付けるって事もできます。私的には効果がある方法だと思います。
仮に打つ気がなくても、めちゃくちゃ勢いのある助走をしてくると相手ブロッカーは、ブロックに付かざるおえないので、だましに使えます。
声を出してセッターに伝えるだけでもかなりトスのタイミングが合いやすくなると思います
まとめ
Cクイックは、めちゃくちゃ使う攻撃ではありませんが、たまに使うことでブロックもあまりつかないので決定率が高い攻撃方法になります。
そのためには、セッターとアタッカーのタイミングをしっかり合わせておくことが必要になります。
Aクイックと同じタイミングで、助走のやり方はコンパクトに腕を振って、ジャンプしてボールを待つことです。
タイミングを合わせるには、声を出して入ったことをセッターに伝えることで息の合ったCクイックが打てると思います。
注意点としては、Aクイックのようにセッターの近くに向かってジャンプをすると、クロス側にしかスパイクが打てなくなるので、クイックの基本はネットに正対してジャンプをしてください。
右利きの選手の場合は、トスはライト側に流し気味に上げてもらうようにしてください。
そうすればコースの打ち分けができて打てるようになります。
でもクイックは速さが命なので、「上がったトスを手首のスナップをきかせて早く打つ」を考えてスパイクを打ったほうがいいと思います。
あれこれ考えてコース打ちをすると攻撃が遅くなる可能性がありますね。
たくさんCクイックの練習をして、打てるようになってくださいね!
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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初めはジャンプのタイミングを合わせるために、ボールを打たない練習から初めてみると良いと思います。