バレーボール 速攻のコツがわからない




「バレーボールで、Aクイックのタイミングを合わせるコツを教えて下さい。センターで速攻の練習をしているのですが強いスパイクが打てません。バレーボールでセンターの速攻の入り方がわかりません。Aクイックを練習しているのですが、セッターとぶつかって邪魔をしてしまったり、タイミングが合わなかったりとなかなか上手くいきません。どうすればAクイックでキレイにスパイクを打てますか?Aクイックで相手を避けるには何を意識すればいいのですか?」

速攻に関して、特にAクイックの質問をよく受けます。

クイックがうまく打てない原因と改善方法を説明しますね。

 

上手くいかない原因
  1. 助走の方向やタイミングが間違っている
  2. 助走の沈み込みが深すぎる
  3. 前腕と手首の筋力が不足している

 

速攻はタイミングが重要なスパイクなので、難しいですよね。

オープントスだったらトスが上げってからスパイカーがタイミングを合わせて打てますが、速攻はセッターとスパイカー両方のタイミングがバッチリ合わないと勢いのあるスパイクが打てないですよね。

私は中学生時代初めの方は、ライトポジションだったので、Cクイックをよく打っていたのですが、Cクイックタイミングすこし遅かった気がします。だから打てないなんてことがあまりなかったのかな。タイミング遅いって悪い見本ですね。

 

速攻を入る人は、打って決める事も大切ですが、打たなくても速攻に入って相手ブロッカーを1枚引き付ける重要な役目もあります。

高校の時はセンタープレイヤーの人は、毎回トスが上がらなくても、打てる準備をしながら速攻に入りつつ、ブロックも左右の移動をめちゃくちゃするから疲れるポジションだな。。なんて思っていました。

レフトプレイヤーだった私は、トスが上がったくらいから助走をすればある程度間に合うので、毎回無駄なジャンプをしてなかったので、楽だなって感じでしたね。当時のセンタープレイヤーの皆さんありがとうございます。m(__)m

 

練習などでAクイックを打つと、どのタイミングで助走をして打ちに行ったらいいのか、あまり打っていない人には難しく感じるかと思いますが、打つために注意点がわかれば、ある程度速攻が打てるようになるかと思いますので、説明を始めますね。

 

助走の方向やタイミングが間違っている

速攻と一口に言っても A クイック、 B クイック、 C クイックなどたくさんの種類があり、どれも空中での一瞬のかけ引きが勝負になります。

しかも、トスをよく見てから助走に入って打つオープン攻撃と違い、セッターがトスを上げる前にジャンプして空中で手を上げ待つといった、セッターとぴったり合った呼吸も大切です。

 

原因1の改善方法

ネットに正対して入ること

速攻を打つ時のアタッカーとセッターの距離が短いこともあり、アタッカーはともすればセッターのほうへ向かって入ってしまう可能性があります。

この入り方だと、身体がネットに対して斜めになり、アタックの範囲が狭まってしまいます。

180度の攻撃範囲を持つというセンターアタッカーの利点を生かすには、まず、ネットに対して正対して入ることです。

この方法だと相手ブロックの位置なども見え、それによって、ボールをとらえる位置を少々横にずらしてブロックを交わしたりすることも可能ですね。

ネットに正対して入る」これを習慣づけるには、クイックの連続打ちや、実戦での反復練習するのがとてもいいですね。

真正面に入るのではなく、ボールとセッターの位置を確認できるくらい開いて助走はしてもいいです。

 

あべ

いろんな助走の入り方があると思いますが、まずは「ネットに正対して入る」ことから練習をしてください。セッターにトスの位置をずらして上げてもらうだけでコースの打ち分けも可能になりますね。

 

助走の沈み込みが深すぎる

速攻はスピードとタイミングが命なので、オープンスパイクのようにゆっくり助走に入っていては早い速攻は打てません。

Aクイックはセッターの手を離れてから打つまでの時間が短いため、ほんの少しのタイミングのずれがスパイクに影響を与えます。

アタッカーはそのタイミングに合わせられるように助走を素早くする必要がありますね。

 

原因2の改善方法

全身全体の動きを小さく速くする

「オープンスパイクの助走の入り方」と「速攻のスパイクの助走の入り方」で違いがあります。

 

入り方の違い

(1)クイックスパイクの踏み切りの沈み込みは、オープンスパイクに比べて浅いこと

(2)腕の振りも小さく早くまとまっていることです。

 

できるだけ早いクイックを打つためには、オープンスパイクを打つ時のような深い沈み込みから大きく手を振る方法では遅れてしまうので、身体全体の動きをできるだけ小さく早くすることが大切です。

短い助走で、しかも踏み切り時の腕のバックスイングを小さくして、最大限のジャンプ力を引き出すことは大変難しいことですが、低い直線的な沈み込みから、腕の振り上げの反動を利用したりして速く高くジャンプする練習を必要です。

最初からフォームもコースも全て完全にすることはできないので、まずは、「小さく早く」を目標に踏み切りの練習をすることをおすすめします。

 

あべ

短い助走で踏み切り時の腕のバックスイングを小さくして、最大限のジャンプ力を引き出す練習をを繰り返ししてみてください。

 

そしてクイックは空中でトスを待つような感覚でジャンプしてください。そしてボールを体の前でとらえることと、 助走がはいりすぎてかぶってしまわないようにしましょう。

かぶって打ってしますとスパイクの打ったボールに体重がのりませんのでボールに勢いが付きません。鋭角に強いスパイクを打つのが私はいいと思います。

助走のときの振りかぶって上に腕を上げたと同時に肘を上げて、あとは腕を振り下ろすだけ、という状態になるようにフォームで構えてトスを待つといいですね。

肘を上げてトスを待つ」が速攻を早く打つためにかなり重要なポイントですね。

 

基本速攻はブロックが正面につく確率が高いので、コースを左右わけて打てれば決定率がかなり上がります。まっすぐ打つとドシャット食らう可能性が高いので、コースを打ち分けられるようになることも意識して練習をしてください。

コースを打ち分けるには、セッターが目の前にトスを上げたらまっすぐ打つしかありませんので、サイン等でAを右側・左側と上げるやつを決めておいてもいいですね。

実はクイックは上手く手首をつかってレシーバーのいないところにフェイントするのはかなり効果的です。

相手レシーバーはクイックのタイミングでレシーブを待っているので、クイックフェイントをされると足が動かなくなります。取るのはかなり取るの難しいのです。。現役中何点取られたことか。。。

 

 

クイックを早く打つポイント

跳ぶタイミングを速くする

トスが上がってから跳ぶのではなく、アタッカーが先に助走し、それにセッターが合わせるようにする。十分な助走からフルジャンプをしてアタッカーが最高の打点で強いスパイクを打つことが大事ですね。

 

ブロックが完成する前に打つ

相手ブロッカーはトスが上がったのを見てジャンプをしてブロックをするので、空中でトスを待っていて打つタイミングの速さだとブロックがまだ出来上がっていない状態(相手のブロッカーが踏み切って空中に跳び上がる途中の段階)で速攻を打つことができますね。

 

速攻の打つタイミングの速さに関しては、チームによって違ってきます。

ジャンプして上で待つタイプはスピードをかなり重要視したクイックになります。

ちょっとタイミングを遅らせたらタイミングは合いやすくなりますがブロックがきっちり付く可能性があります。

監督等の指示でどのような速攻がいいのかを話し合ったほうがいいと思いますね。

 

「セッターとぶつかってたり、邪魔をしてしまったり、タイミングが合わなかったりとなかなか上手くいきません」と思っている人もいるかと思います。

その原因としては、味方の人がレシーブをしてセッターに返そうとしている時にボールしか見ていない事が原因です。

ボールを目で追って助走をすることは大切ですが、ボールの動きとセッターの位置両方を把握する必要があります

ボールはセッターに向けて送られますので、ボールを目で追いかけてしまっていては、セッターの位置が確認できていないので、ボールを受け取るセッターとぶつかってしまうということが1番ありがちな原因だと思います。

なのでボールとセッターをしっかり視界にとらえながら助走するようにしましょう。そうする事で、タイミングも合わせやすいしセッターとの接触も避けられるようになると思います。

 

あべ

私は速攻はスピードが重要と思うタイプなので、助走がはいりすぎてかぶってしまわないように「肘を上げてトスを待つ」速攻を身につけてもらったらいいと思います。

 

 

前腕と手首の筋力が不足している

高い打点で鋭角にスパイクを打てるようになったほうが私はいいと思います。

手首のスナップを効かせて打ったほうがいいと思います。

 

原因3の改善方法

手首のスナップの強化をはかる

手首、上肢、指などを鍛えるようなトレーニングをしてもらったほうがいいと思います。

家で1人でできるようなトレーニングが続けやすいと思います。

 

あべ

スナップを効かせて打つようなトレーニングをするといいですね。

 

 

まとめ

「コツ」というのであれば、常に意識していてほしい事として

  1. ネットに対して正対して入る
  2. 助走の腕のふりをコンパクトにする
  3. 肘を下げない
  4. コースを打ち分ける

 

これらを意識して練習をするだけ、今までとかなり違った速攻が打てるようになるのではないでしょうか。

ネットに正対して入ることにより打つコースの幅できますし、助走の腕をコンパクトに振ることにより素早く打てる準備ができますし、肘を下げないようにすれば打点の高い速いクイックが打てますし、コースを打ち分けることにより決定率があがりますね。

いきなり全てできるようになれないと思うので、ひとつずつ練習をしてできるようになってください。

 

速攻は、なんといっても武器はスピードです。

色々なクイックがありますが基本はジャンプしてトスを待つタイプのものです。

味方がセッターにボールを送る時に、ボールの行方を一瞬で確認し、返すボールのスピードを抜くくらいのイメージの速さでクイックに入ります

ここで気をつけたいのが、ジャンプしてボールを待とうとボールをよく見ずに先に入ってジャンプして待ってはダメで、あくまでも助走のスピードでトスより先にジャンプに持っていくことです。

あとは肘を下げずに上がったトスを上からはたき落とすような感じで手首のスナップを使ってクイックを打ってみてください。

めちゃくちゃ良いクイックが打てるようになるはずです!

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

 

関連記事

スパイカーとタイミングを合わせる速いトス(Aクイックトス)

キレが重要。距離のあるクイックトス(Bクイックトス)

セッターの背後ですばやく打つCクイック

Cクイックのタイミングが合わない

クイックトスのタイミングが合わない

クイック攻撃のバリエーション

「 スパイク 」 カテゴリ一覧

 

【2018年版】バレーボールシューズ 選び方

LINEスタンプ「よく使う!バレーボールスタンプ」1弾~3弾まで販売中!1 セット 40 個入



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。