最後まであきらめずにボールの下へ手を伸ばす
予想より前へゆるく落ちてくるボールを、比較的高い位置で拾うレシーブに適した方法がフライングレシーブ、片手でないと間に合わないようなスパイクを床面すれすれで拾うのがスライディングレシーブです。
どちらもレシーブ後の受身である「跳ぶ」「滑る」という動作より、いかにあきらめずにボールに飛びつくかが重要なポイントとなります。特にスライディングレシーブは、ボールと床面との間へ片手をねじ込むようなつもりで、果敢に突っ込んでいきたいです。
スライディングレシーブは練習をしないとなかなか難しいので、初めはボール上から落としてもらい、ヒザをつきながらボールと床面に片手を滑りこませる感覚をつかみましょう。
感覚が掴めるようになったらスライディングのみを練習して、スライディングが出来るようになったら、遠くの方で、ボールを落としてもらい、スライディングレシーブをしてボールを上げてみましょう。
フライングレシーブ
床を蹴り、両手を前に伸ばしながらボールに飛びつきます。
(1)ボールの落下点を見極めてスタートします。
(2)左足で床を蹴り、両手を前に伸ばしながらボールに飛びつきます。
(3)ヒザあたりの高さで両手レシーブします。
(4)手を上に振り上げます。
(5)両手のひらを同時に床につけて着地をする。
(6)両手で体を前に滑らせる
着地に注意
飛んでから両手を着いて前へ滑るフライングレシーブは、慣れないと手首を傷める恐れがあります。超手で滑らかに着地できるよう、繰り返し練習しておきましょう。
腕の振りを使う
高さがあるのでレシーブ時に両腕を振る余裕があり、レシーブをする瞬間に腕を上に軽く振ればセッターへ高いボールが送れます。
スライディグレシーブ
片手でボールの下にねじ込む
(1)ボールの落下地点へ滑り込むつもりで体を運ぶ
(2)ボールと床の間に手を滑り込ませる
(3)レシーブの後は体の側面で床を滑る
アタックラインを目標に
スパイクレシーブは、できるだけ高いボールをアタックラインあたりへ返すのを目標にしましょう。
フェイントのカバーでネットよりやや後ろに下がっているセッターによっても処理しやすい位置になります。
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