サーブカットで味方の間に打たれたサーブをうまく取る3つのコツ

サーブカットで味方の間に打たれたサーブを取る3つのコツ




こんにちは、あべ(@_volleyballl)です。

今回は「サーブカットで味方の間に打たれたサーブをうまく取る3つのコツ」

についてご紹介していきます。

サーブカットをするときに、自分が取るのか、相手に任せるのか迷ってしまうことありますよね。

 

サーブカットで大切なのが、

(1)サーブカットのフォーメーション(守る体形)

(2)積極的に取りに行く姿勢

(3)声を出して連携を深める

がとても大切になります。

上記の事を意識しながらやることによって、サーブカットの時に自分と味方の間にボールが来た時に取ることが出来ます。

これらのことをわかりやすく解説していきたいと思います。

 

記事の見出し
  1. サーブカットフォーメーションを理解する
  2. 絶対に自分がすべてレシーブするから「打ってこい」という積極的な集中力を養う
  3. 日頃の練習の中で十分声を出す訓練をしておく

 

サーブカットフォーメーションを理解する

サーブカットのフォーメーションの基本的な知識を理解することで、誰が取るのかが明確になります。

役割分担を決めていない事が原因で取れないことが多いです。

自分の思っている範囲だけ取る人ばかりだと、その自分が取る範囲は誰にもわからないので、周りの人のカバーを積極的に取りにいけなくなりますよね。

サーブカットの基本的な練習で、1人でレシーブをしている時には、結構うまくレシーブすることができているのに、いざコートに6人で入りサーブカットをするとボール落とすということがあります。

これはセッター以外の5人の人がしっかり守備範囲や動きの方向など役割分担を決めてシフトを取っていないということだからですね。

なので、サーブレシーブのフォーメーションを決めて守備範囲をきっちり全員が理解していることがとても大切になります。

 

サーブカットフォーメーションの組み方を選手全員で共通の認識を持つ

※下の例は、セッター以外の5人でサーブカットをする場合を想定して説明をしています。

ほとんどチームがW型でサーブカットをしていると思います。

 

(1)サーブカットの守りの範囲

下の画像は、サーバーの位置とレシーブ範囲を示したものなります。

実際の範囲はボールの変化などで、もう少し広くなる可能性がありますが、塗りつぶされている範囲はサーブが来にくい場所になります。

サーブカット守りの範囲

サーバーは左隅側から打ってくる場合は、ストレート側ギリギリはアンテナに当たる可能性もありますし、ちょっとずれただけでもアウトになる恐れがあるので、ストレートギリギリを狙ってくることがあまりないと思います。

またライト側に打つ場合には、角度をつけすぎるとアウトになるので、ライト前衛の人にはあまりサーブが来ない傾向にありますね。

ライトの後衛エンドライン際は狙いやすい上に、サービスエースになりやすいので、よく考えているチームだったらエンドライン際を狙ってきますね。

 

サーブカット守りの範囲

さっきの図より少し中央寄りにサーブを打つパターンです。

比べてみたらわかると思いますが、レフト後衛側が狙いやすくなっています。

ちょっと中央に寄っただけで左右の隅が狙えます。なので中央から打たれたほうがサーブカットのコースを絞りにくくなります。

でもある程度サーバーの身体の向きでコースはわかりますけどね。

サーバーは左隅から、クロス側に身体を向けているのに、ストレートを打つことなんてめったにないので、身体の向きをみておくことがとても重要になります。

 

(2)前衛のサーブカットのポジション取り

前衛のサーブカット位置

サーブカットをする時、前衛の人のポジションがサーブによって位置取りを変更することもがあります。

事前に相手のチームの試合を見れたときなどは、選手によってどんなサーブを打つのか調べることが出来ます。

落ちるサーブを打ってくる選手なのか、伸びてくるサーブを打っている選手なのか、それがわかったら前衛の選手のサーブの位置を変更して対応するようにします。

 

白は、前に落ちるサーブにに対する前衛の選手の位置

青は、伸びるサーブに対する前衛の選手の位置

 

落ちるサーブか伸びるサーブによって前衛のレシーブ位置が変わります。

試合中で、伸びてくるサーブを打つ選手になったら、前衛の人が若干後ろに下がるので、後衛の人に一言、

前衛の選手:「伸びるサーブだら下がるね」

など、声を掛けておくと、後衛の人もいつものポジションより若干下がり目でサーブレシーブに対応しやすくなりますね。

 

 

(3)後衛の選手の位置サーブカットのポジョション取り

サーブカットの守る範囲

基本的に後衛の選手は、前衛のレフトとセンターの間、ライトとセンターの間にポジション取りをするのですが、若干外側にポジションを取りをして、お互いの前後関係を維持しながらカバーし合い、内側に移動しながらレシーブをする

レシーブは内側から外側でレシーブをすると弾いた時に外側に飛んで行き味方がカバーに入りにくくなります。

外側から内側の動きでレシーブをすると、味方がレシーブミスをしてもコート側に飛んでいく可能性が高いので、サーブレシーブでもスパイクレシーブでも内側から外側に移動してレシーブをしたほうがいいと頭に入れておいてください

 

サーブカットをする時に、後衛の人は基本自分が全部サーブカットをする心構えでいる事が大切です。

また、後衛の人は、エンドライ際にサーブが飛んでくることが多いので、ジャッジをするのも大切になります。

エンドラインと自分の立っている位置関係を把握しておくことも需要です。

サイドラインのジャッチもするので、前衛の人がボールを取る際に必ず、「イン」か「アウト」の指示を声に出して行うようにしましょう

 

(4)サーブカットが苦手な人や、速攻を生かすフォーメーション

センターの速攻を生かすサーブカットフォーメーション

よくあるのが、前衛のセンターの人は速攻に入るので、サーブカットをする時は前の方に位置取りをして、サーブカットをしない事があります。

サーブカットをしてから速攻に入るのはかなり難しくなるので、とらせないってことですよね。

またサーブカットが苦手な選手がいた際にも、サーブカットをさせない位置にポジション取りをすることもあります。

 

(5)サーブカットをする時には、重ならないように気をつける

サーブカットの重なりをなくす

サーブカットをする際に注意する事ですね。

 

(1)前衛を人とサーブカットのコースが重なって守っていることです。

初めから重なっていては、サーバーが見えませんし、サーブのコースも読みづらいです。

サーブを打ってカバーに入る際に後ろに回ることはありますが、初めから前衛と後衛の人が重なっていないように気をつけましょう。

 

(2)サーブカットの範囲が重なっている。

図の例は、前衛のレフトとセンターの2人の守っている範囲がかなり重なっているので、ライト側がかなりスペースが空いています。

コートを5人で均等にサーブカット範囲守ることが、穴のないサーブカットになるので、サーブカットの範囲がかなり重ならないように気をつけましょう。

 

(6)サーブカットの動く方向を決めておく

動く方向を決めておく

サーブカットをする際に、左右にぶつかったり、重なり合ったりしないようにしましょう。

前衛のセンターが前でレシーブをする時、後衛の選手がカバーに動く方向をしっかり決めておく。

サーブが前衛センターの人にの左肩側から入ってきた場合は、後衛のレフト側がレシーブに入り、後衛ライト側の人が、ジャッチとカバーで後ろに回る。

サーブカットをする際に、後衛の任せる時は、前衛の人のどちらの片側から入ってきたのかで後衛の人の動きが決まります。

などルールを決めておくと、誰がサーブカットをするのか明確になりますね。

 

絶対に自分がすべてレシーブするから「打ってこい」という積極的な集中力を養う

上でも書きましたが、特に後衛でサーブカットをする選手は、積極的にサーブカットをする必要があります。

逆に前衛の選手は不用意にサーブに対して早く動かないことも大切です。

 

前衛の人がサーブカットをする際に動くと、「後衛の選手が取るんじゃないか?」って前衛の人にサーブカットを譲ってしまいます。

前衛の人が取るかと思いきや、「後衛の人に任せた!」ってなったら焦って取れなくなります。

なので、前衛の人は動いてもいいんですが、動く時は取るのか、取らないのかをはっきりする必要があります。

「取る準備をして、取らない!」なんてことが無いように気をつけてください。

 

また、後衛の人は、前衛の人が仮に取ろうと動いたとしても、取らない可能性もあると思って、全部のサーブカットを取りに行くようにしましょう。

※全部とりに行きましょう!って書いてありますが、自分の近くに来たボールのことです。前衛のレフトの来たボールを、後衛のライト側の人が取りに行くなんてことはしなくていいです。

取りに行かなくても、サーブカットをした時に、ミスをする可能性があるので、サーブカットをする選手の方向に身体を向けて次のボールの準備をしておくことはとても大切になります。

 

日頃のサーブカットの練習の中で十分声を出す訓練をしておく

毎日の練習でサーブカットをする場面があると思いますが、サーブカットを練習する際に、誰がレシーブするのかをすばやく判断し、大きな声で指示や意思表示をする事により、迷いや譲り合いが少なくなります。

サーブ一カット一つに対して、全員で誰がサーブカットを取るのかを声に出す練習をするといいですね。

また前衛の人が後衛の誰にとってほしいのか、声に出しつつ、取って欲しい人に身体を向けて意思表示をすることもとても大切ですね。

前衛の人が、全く動かずに後衛の人にサーブカットを任せている時は、よくサーブカットをミスしている場面をみます。

全員でされがサーブカットするのか声に出して指示をして、前衛の人はもしとらない場合は、後衛の人で、取って欲しい人の方に身体を向ける習慣を身につけましょう。

 

ちなみに、サーブカットが誰にとってほしいか指示するのも、サーブの落下地点が瞬時に分かる必要があります。

落下地点の予測もしっかり出来るようなることも大切ですね。

 

まとめ

サーブカット味方の間に打たれても取るために大切なことが、

(1)サーブカットのフォーメーション(守る体形)

(2)積極的に取りに行く姿勢

(3)声を出して連携を深める

になります。

 

その逆に味方の間に打たれた時に取れない原因は

(1)役割分担を決めていない

(2)自分が全部レシーブを取るという積極性が足りていない

(3)意思表示や指示を出していない

になります。

 

もしできない原因で自分に当てはまっている所がありましたら改善をしていってください。

バレーボールをやっていて声を出して、連携してやっているチームは、守りも上手だし、チームとしても強い気がしますね。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

 

サーブカットの関連記事

サーブカットができない、苦手を克服し上手になる方法

サーブカットはボールをつなぐカバーリングが勝負の鍵を握る

サーブカットの際 ジャッチミスをしない3つのコツ

サーブカット(レセプション)の練習方法

サーブカット・サーブレシーブ(アンダーハンドレセプション)

「 レセプション(サーブレシーブ) 」 一覧

 

You Tubeに動画をアップしていますので、もしよかったらチャンネル登録お願いします。

基礎から学べるバレーボール練習法&上達テクニック



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。